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才能ある人物が「香り」や「静寂感」を持つ理由

2016年4月6日(水)

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「日常とは違う人格」を体験する

先生は、昨年上梓された新著、『人は、誰もが「多重人格」 - 誰も語らなかった「才能開花の技法」』において、人は、誰もが心の中に「複数の人格」を持った「多重人格」であり、日常においては、無意識に、仕事や生活の状況や場面に合わせて「様々な人格」を使い分け、それによって、他人と円滑にコミュニケーションを取り、仕事で高いパフォーマンスを発揮していると述べられていますね。

 そして、この本において、我々の中の「隠れた人格」には、「表層人格」「深層人格」「抑圧人格」の「3つのレベル」があり、「隠れた人格」がどのレベルかによって、それを開花させ、活用する技法が異なってくると述べられています。

 前回は、「深層人格」を開花させ、活用する第2の技法として、「自分の中の『隠れた人格』が開花する仕事を選ぶ」という技法について伺いましたが、では、第3の技法とは、どのような技法でしょうか?

田坂:第3は、

「日常とは違う場」で表れる「日常とは違う人格」を体験する

という技法です。

なぜ、「日常とは違う場」なのでしょうか?

田坂「日常の仕事と生活の場」は、しばしば、行動が単調であり、人間関係が固定化しており、場の文化が均質だからです。

 そして、そうした「場」では、自分の中の幾つかの「表層人格」しか表に出てこない傾向があり、「深層人格」のレベルの「隠れた人格」は、あまり表に出てこないからです。

「表層人格」のところでも、自分の中の「多様な人格」を自己観察することの大切さを述べられていましたね?

田坂:それは、家族や同僚、友人や恋人などとの間で表に出てくる「異なった人格」を自己観察することの大切さを語ったのですが、それらは、いずれも、まだ「表層人格」のレベルの人格です。

 そうした日常的な人間関係の中にいるかぎり、「深層人格」は、なかなか表に出てきません。

それが、「日常とは違う場」を経験することの重要性ですね?

田坂:そうです。ただ、言葉を正しく使えば、「経験する」のではなく「体験する」のです。

「経験」と「体験」は、違うのですか?

田坂:違います。「経験」は、一日、生活や仕事をしていれば、誰でも、何かの「経験」はしています。

 しかし、その「経験」を、心の中で振り返り、深く見つめ、そこで何を学んだかを反省すると、それは「体験」と呼ぶべきものに深まっていきます。

なるほど、ただ「経験」するのではなく、「体験」するのですね?

田坂:そうです。そして、もう一つ大切なことがあります。

 正確に言えば、「体験」するのは、その「場」を体験するのではなく、自分の中の「人格」を体験するのです。

「人格」を体験するのですか?

田坂:そうです。ある「日常とは違った場」において表れてくる、自分の中の「日常とは違う人格」に気がつき、静かに、そして、深く、見つめるのです。

 「日常とは違う人格」を、静かに、そして、深く見つめる・・・ですか?

 それは、一体、「誰」が見つめるのでしょうか?

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「才能ある人物が「香り」や「静寂感」を持つ理由」の著者

田坂 広志

田坂 広志(たさか・ひろし)

多摩大学大学院教授

1974年東京大学卒業、81年同大学院修了。工学博士(原子力工学)。米シンクタンク客員研究員などを経て、2000年多摩大学大学院教授に就任。2011年3~9月、東日本大震災に伴い内閣官房参与に就任

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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