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四十肩・五十肩を防ぐ気持ちい~いストレッチ

整形外科医・中村格子さんが指南する「究極のストレッチ」(1)

  • 中村格子=Dr.KAKUKOスポーツクリニック院長

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2017年7月12日(水)

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 激痛で腕が上がらなくなる四十肩・五十肩。年齢を重ねれば誰もが通る道、とあきらめてはいないだろうか。「四十肩・五十肩は日頃の肩関節の使い方が偏り、位置がずれてしまった結果、起こることが多い」というのは、Dr.KAKUKOスポーツクリニック(東京都渋谷区)院長で整形外科医の中村格子(かくこ)さん。簡単かつ効果的な「肩関節ストレッチ」で激痛を未然に防ごう。

激痛はあるけれど画像では見るのが難しい

 腕を上げようとするだけで、肩から腕に痛みが走る。髪をとかしたりドライヤーで髪を乾かす動作ができない。就寝中に寝返りを打とうとすると、激痛がして眠れない―。このように肩が痛くて腕が上がらなくなるのが四十肩・五十肩だ。

中村格子(なかむら・かくこ)さん
整形外科医・医学博士 スポーツドクター
Dr.KAKUKOスポーツクリニック院長。横浜市立大学整形外科客員教授。 横浜市立大学医学部卒業。同大学附属病院、国立スポーツ科学センター医学研究部研究員などを経て、2014年より現職。
 トップアスリートから一般の人まで指導・治療。『大人のラジオ体操』(講談社)はシリーズ累計82万部。著書多数。

 「それぞれ発症する年代によって呼び分けられていますが、起こっている病態は同じです」と、整形外科医の中村格子さん。病名や症状こそ知られているものの、正しい理解をしている人は意外と少なく、つらい痛みに何年も悩まされる人がたくさんいるという。

 肩の痛みや炎症を訴えて受診したとき、X線(レントゲン)撮影、関節造影検査、MRI、超音波検査などを行っても、骨や関節などに理学的所見が何も見当たらない場合に、四十肩、五十肩という病名がつけられるという。「こんなに痛いのに、異常が起こっている場所がわからないのはなぜ?と不思議に思うかもしれませんが、X線やMRIによる画像診断には限界があります。ミクロのレベルでは確実に炎症が起こっているはずですが、四十肩や五十肩ではそれを客観的な所見としては見ることが難しいのです。また、長い時間をかけて徐々に痛みが改善するのも四十肩・五十肩の特徴です」(中村さん)。

 ちなみに同じように肩の痛みが長く続く病気で、所見が確認できるのが「石灰沈着性腱板炎」や「腱鞘炎」「腱板炎」など。治療法が異なるため、肩につらい痛みがあるときには整形外科を受診して診断してもらおう。

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