• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

男のストレスの根源にある「罪悪感」を癒すには

東京大学東洋文化研究所 安冨歩教授に聞く「ストレスの正体」【3】

  • 森脇早絵=フリーライター

バックナンバー

2016年7月26日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 東京大学東洋文化研究所の安冨歩教授インタビューでは主に仕事のストレスについて取り上げてきたが、男性の抱えるストレスは、仕事だけではない。同じくらいのウエイトで、家庭にも問題を抱えているケースが多い。会社と家庭は、表裏一体だからだ。
 今回は、男性の抱える家庭の問題について詳しく話を伺う。くつろぐ場所であるはずの家庭を居心地悪く感じるようになってしまう男性が多いのはなぜなのか。そして、仕事や家庭のストレスの根源にある「罪悪感」を癒すためにやれることとは、どんなことなのだろうか。

家庭の苦しみの原因は「女性差別」にある

40~50代の男性のストレスの原因は、仕事だけじゃなくて、家庭にもある場合が多いのではないかと思うんです。家庭で感じる息苦しさの原因は、何でしょうか?

「エリート男性が自分を好きな女性と結婚するのはかなり難しい。それでは幸せな家庭は築けません」
[画像のクリックで拡大表示]

 家庭がうまくいかない理由、それは根本的に「女性差別」という大きな問題があるからです。日本社会では、女性が徹底的に差別されているから、彼女たちの中には結婚するときに、「自分はこの結婚を通じて、いかに社会的地位を上げるか」ということを考える人も少なくない。

 日本社会では、女性が自力でのし上がって上層部に行くことは、まだ非常に稀なことです。少なくとも、効率が悪い。そんなことをするぐらいだったら、さっさと結婚して家庭に入った方がいいというふうに追い込まれることも。実際、何割かの女性は、そうやって社会的地位を手に入れます。

 その時、そういう女性は、好きな男性と結婚しようとは思わないわけです。なるべく「いい男性」と結婚しようと考えますよね。

「いい男性」とは条件のいい男性、ということでしょうか?

 そうそう。少なくとも、そう考える女性が何割かいます。彼女たちが選ぶ「条件のいい人」というのは、いわゆるエリートです。ただ、社会の中枢にいるエリートって、前回もお話ししたように空虚な仕事をしている人が多いので、あまり男性として魅力的ではないんですよね。

 例えば、自分自身の好きなことをのびのびやって暮らしている男性と、毎日公的文書に黒塗りしているような男性。どっちに性的な魅力があるかと問われたら、絶対に前者なんですよ。

 でも、条件としては、エリートの方が上です。だから、結婚によって社会的地位を手に入れたいと思う女性は、キモいのを我慢してでもエリートを選ぶ。

 逆にエリートの方から見ると、ほぼ100%「自分を好きな人」と結婚するのは不可能です。「本当に好きな男性と愛し合って子どもを産み、幸せになりたい」と思っている女性は、空虚な仕事をして息苦しくなっているエリートになどには寄りつきませんからね。

 で、よりよき条件を求めている女性たちが、エリート男性たちに全力で向かっていくわけです。そうすると、その中で最もグリップのパワーが強い女性が、エリートを捕まえることになります。

 そういう女性は、大抵の場合とても美しかったりとか、魅力的だったりとか、良家の子女だったりします。大体、東大出のエリートなんてほとんどまともな青春時代を送っていませんから、急に美女に近づいてこられたら、すっかりのぼせ上がって結婚してしまうわけです。

 男性側は、彼女の外形をすごく好きになるでしょう。女性側は、彼の「条件」や「立場」が大好きです。でも、お互い、相手の本当の姿を見てもいないのです。

 これで幸せな家庭を築くのは無理です。可能なのは、幸福の偽装工作を続けることだけでしょうね。

コメント20件コメント/レビュー

 ストレスが多いからストレスを減らす助けになるかもしれないと思いうっかり3回分読んでしまって無駄な時間を過ごした。
 結局、このセンセは女性差別という結論のことを言いたいだけでの人であって、女性差別という社会問題をテーマにしたくて、ストレスというものをもち婚だけでなく、女性差別というあらたな罪悪感を男性側に押し付けることにより更にストレスを増大させているだけである。
 看板に偽りありというのがこれほど当てはまる話というのはない。(2016/08/03 10:13)

「「一に健康、二に仕事」 from 日経Gooday」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

 ストレスが多いからストレスを減らす助けになるかもしれないと思いうっかり3回分読んでしまって無駄な時間を過ごした。
 結局、このセンセは女性差別という結論のことを言いたいだけでの人であって、女性差別という社会問題をテーマにしたくて、ストレスというものをもち婚だけでなく、女性差別というあらたな罪悪感を男性側に押し付けることにより更にストレスを増大させているだけである。
 看板に偽りありというのがこれほど当てはまる話というのはない。(2016/08/03 10:13)

この教授さまが幼稚なのはよくわかった。(2016/08/01 13:10)

本稿もコメントも実に興味深いですね。

わかる人には「そうそう、わかる」だし、わからない人にとっては分からない。そして分からない理由を「彼が男だから」「彼がしょせんエリートだから」「彼が教授センセイだから」というふうに、彼のせいにする。自分の理解力(包容力を含めて)にまで思いを致す人が数人おられたのは光明かもしれませんけれども。

かように、何かを理解するということは難しい。でも、共感できない・納得できないとしても、せめて知って理解することは、よほど精神的・知的に怠惰でないとすれば、やろうとすればできるんじゃないかと思うのですけれども。少なくともこの安富さんの論考を読んでやろうと思う心優しき皆様ならばなおのこと。(2016/07/30 13:23)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

面白い取り組みをしている会社と評判になれば、入社希望者が増える。その結果、技能伝承もできるはずだ。

山崎 悦次 山崎金属工業社長