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M&A後の対立を解消できる秘伝のファシリテーション

2015年9月1日(火)

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 上司と部下、本社と支社、経営者と労働組合、営業職と事務職など、ビジネスにおける対立状況はあちこちにあります。M&A(合併・買収)をした会社、された会社の両方の人事部長経験やM&Aコンサルティング経験を踏まえますと、買った会社と買われた会社の対立は、極めてよく見られ、その対立度合も深刻のように思います。

 もし、こうした対立を解消できるファシリテーションスキルを、10分間で身に付けられるとすれば、それを体得したいと思いませんか。今回は、その方法をご紹介しましょう。

合併したら賞与消失?!グローバルM&Aの悲劇!!

 買った会社と買われた会社の対立は、大別すると、次の5つに分類できます。①処遇に起因する対立、②制度に起因する対立、③プロセスに起因する対立、④マインドに起因する対立、⑤コミュニケーションに起因する対立、です。

 私が直面した最も深刻な対立は、次のケースです。

A(買われた会社の社員代表):「夏季賞与、冬季賞与が払われないということはどういうことでしょうか?」

B(買った会社の人事部長):「当社には、定期的に賞与を支払う制度がないものですから・・・」

A:「支払う制度がないならば、制度をつくればよいのではないですか?」

B:「御社と異なり、当社では、制度はグローバル本社が決めており、日本で決められませんので・・・」

A:「日本に決定権がないならば、決定権者に提案していただけないでしょうか。何もプロセスを進めないで、できませんということはないでしょう?」

B:「しかし、認められた前例がありませんので・・・」

A:「前例があるかどうかは、当社には全く関係がないのですよ。プロセスを進めていただきたい!」

B:「プロセスを進めるリソースがありません!」

A:「そもそも、これまで何の説明がないことが問題だ!!」

B:「制度統合で忙しく、それどころではありません!!」

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「M&A後の対立を解消できる秘伝のファシリテーション」の著者

山口 博

山口 博(やまぐち・ひろし)

グローバルトレーニングトレーナー

コンサルティング会社ディレクター。外資系企業人事部長時代、グローバルトレーニングプログラムのトレーナーを務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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