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なぜ研修が役に立たないのか

トレーニング効果を諦めるのは、まだ早い

2015年11月24日(火)

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 企業内トレーニングが、理論偏重の座学の域を超えていなかったり、本社指示の伝達にとどまっていたりする状況が改善されていません。参加部門からは、実際のビジネスに役立つスキル向上を図るトレーニングを実施してほしいという要望が絶えませんが、企業のトレーニング担当部門がその要望に応えることができず、諦念さえ持たれています。実践に役立つトレーニングは、実現できないのでしょうか。

トレーニングに話法や事例を組み込めないはずがない

参加部門:「本社指示の伝達ではなくて、実践に役立つトレーニング・プログラムを提供してほしいのですが」

トレーニング部門:「本社指示は絶対ですから、それに従わなくてはなりません」

参加部門:「従うことは当然としても、それを棒読みして伝達するだけではなく、少しでも浸透するように工夫されてはどうでしょうか」

トレーニング部門:「そのような工夫をする時間も、コストもありません。本社からは、すぐに実施せよと指示されているのです」

参加部門:「せめて、話法や事例を組み込むことはできないでしょうか」

トレーニング部門:「本社からは勝手に変えるなと言われています」

参加部門:「・・・」(もうトレーニング部門には頼むものか・・・)

 このやりとりは、ある製造業企業の営業部門とトレーニング部門との間で生じた、実際のやりとりです。このようなやりとりが起こっているケースは少なくないのではないでしょうか。

トレーニング部門も事前に教材を見てはいけない!?

 このトレーニング部門の責任者の方にお聞きしたことがありますが、「会社の品質管理の観点から、本社のトレーニング・プログラムは一切内容を変えてはならず、そのとおり参加者へ伝達しなければなりません」「トレーニング部門といえども、自分が実際に受講するまでは、本社のトレーニング・マテリアルをみることはできません」というご説明をいただいたことをいまだに明瞭に記憶しています。

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「なぜ研修が役に立たないのか」の著者

山口 博

山口 博(やまぐち・ひろし)

グローバルトレーニングトレーナー

コンサルティング会社ディレクター。外資系企業人事部長時代、グローバルトレーニングプログラムのトレーナーを務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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