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イケイケのときこそ、経営者の焦燥は深い

第4回:「タバコ×換気扇×酒」から生まれた「人を大切にする経営」

2015年11月10日(火)

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会社設立から5年で迎えた危機を乗り切った、ネクストの井上高志社長(詳しくは、前々回前回をご参照ください)。以後、順調に業容を拡大させていった。だが、当の井上社長はその間、モヤモヤした感覚をもてあましていた。多忙な毎日、目先の仕事に追われるばかりで、組織のリーダーとして一番大事な仕事をやり忘れてはいないだろうか。だが、そもそもリーダーにとって一番大事な仕事とは何だろう……。そんな迷いを断ち切るまでの試行錯誤を振り返る(前回の記事はこちらをご覧ください)。

 会社は一見、順風満帆。しかし、私は一人、悶々としていました。

 2004年ごろのことです、

 1997年にネクストを設立し、不動産情報サイト「HOME’S(ホームズ)」を開設。大企業の猛攻に遭い、危機に陥ったものの、2002年から決死の営業改革を断行し、勢いを盛り返したのは、前々回前回に、ご紹介した通りです。

 その後、HOME'Sの事業は順調に拡大。当時、東証マザーズ上場の準備に取りかかっていました。

一見、順風満帆。その裏の深い悩みとは?

 はたから見れば、伸び盛り。イケイケのベンチャー経営者だったでしょう。何も悩むことなどないように思えたかもしれません。しかし、私の悩みは深かった。悩みの中身を端的にいえば、「リーダーとして成し遂げるべき仕事は何か」。もう少し具体的に、かつちょっと理屈っぽく説明すれば、こうなります。

 「組織を率いるリーダーにとって『緊急度は低く、重要度が高い仕事』とは何だろう?」

経営が順調なときほど「どんな仕事を優先すべきか」に迷いが生じたという(写真:栗原克己)

 ベンチャー経営者にはやるべき仕事が山積しています。

 売り上げを伸ばすための営業強化やマーケティング、プロダクト戦略、人財の確保……。常に「すぐ着手すべき仕事」に囲まれています。判断すべきことのジャンルも広く、「多能工」の役割を求められます。

 いわば、あちこちから次々に飛んでくるボールを、片っ端から打ち返していくようなもの。こうしたタスクを片付けた後、わずかに自由な時間が残されたとき、どんな取り組みに充てるべきか。そこで迷いが生じると、すぐまた次のボールが飛んできて、せっかくの貴重な時間を無駄にしてしまいます。そのころの私は、自分がそういうことを繰り返している気がして、何とももどかしかったのです。

 そんなとき、よく思い浮かんだのが、「緊急度と重要度のマトリクス」です。

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「イケイケのときこそ、経営者の焦燥は深い」の著者

井上 高志

井上 高志(いのうえ たかし)

ネクスト社長

1968年生まれ。青山学院大学卒業後、リクルートコスモス(現コスモスイニシア)入社後、リクルートに転籍。97年ネクストを設立。不動産・住宅情報サイト「HOME'S」の運営などを手掛ける

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師