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マナーモードからの戻し忘れは「お礼」で防ぐ

補い合う相方は、何かと助けになる

2016年3月8日(火)

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お悩み・その18

会議中に携帯電話の着信音が頻繁に鳴る

 問題解決の共通言語であるトリーズの発明原理を学ぶことで、自分の問題解決力を向上すると共に、自分のキャリア(=過去の問題解決経験)を活かしやすくする“キャリアのアンチエイジング”を目指すこの連載。今回は久々に新しい発明原理<#5組み合わせ原理>をご紹介します。まずはお悩みからまいりましょう。

総務担当:「最近、マナーモードにしない人が増えてきて困っています」

 どうしました?

総務担当:「弊社では、たびたび大勢の社員を集めての会合があります。そこで携帯電話はマナーモードの設定をお願いしているのですが、最近、守られなくなっているのです」

 よく聞く話ですし、程度問題もあるかと思いますが、何かきっかけでもあったのですか?

総務担当:「実は最近、営業部が大事な取引先からの注文を大量失注してしまったのです。その際の言い訳として“会合でマナーモードにしておいたら、戻し忘れてしまい、その後の大事なお客様からの連絡に気付きそびれた”という話をしたのです」

 うーむ。ありそうな話ですね。

総務担当:「その時以降、“大事な取引先がある営業部員はマナーモードにしなくてもいい”というような暗黙のルールができてしまいました。それで会同中に音が鳴るのが当たり前になってくると、今度は社内全体でもマナーモードにする人がどんどん少なくなってしまいました」

 どうやらここは<#5組み合わせ原理>の出番のようですね。この発明原理は、「何かと何かを組み合わせる」という非常に広い意味のあるものです。その中でも特に「今あるものと補い合うものを組み合わせる」という勘所があります。

総務担当:「相補的なもの・・・ですか?」

 といっても今回の解決策は至極簡単です。今まで、「会議開始時にマナーモードにすること」はお願いしていたと思いますが、「会議終了時にマナーモードへの協力の御礼」は述べていましたか?

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「マナーモードからの戻し忘れは「お礼」で防ぐ」の著者

高木 誠

高木 誠(たかぎ・まこと)

マイティ代表

1970年、京都大学工学部数理工学科修了。IBM入社後、CSK(現SCSK)との合弁会社立ち上げに参画。IBMにおいてスキル認定制度を確立する。その後、キャリア開発育成のコンサルタントとして独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

高木 芳徳

高木 芳徳(たかぎ・よしのり)

TRIZアイデアクリエータ

開成高校から東京大学工学部に進学。2000年、大手メーカーに入社。トリーズと出会う。その後、R&D部門で2009年度の発明最多賞を取得。現在はデータサイエンティスト、アイデアクリエーターとして活動。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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田坂 正樹 ピーバンドットコム社長