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グーグルに見るサクッとまとめ術

会議室に集うほどのことですか

2017年4月17日(月)

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 どんな仕事に就いても、必ずあるのが「会議」。仕事の範囲が広がったり、責任が重くなったりすると、会議の数や時間も増えていきます。

 その一方で、政府は今、「働き方改革」の掛け声の下、企業に労働時間の短縮を求めています。時短のために真っ先に候補に挙がるのが、会議の短縮です。では、どんな方法があるか。ここでご紹介しましょう。

立ってサクッと会議するグーグル社員

 先日、米グーグルと取引がある企業幹部から面白い話を聞きました。彼がグーグルのシンガポール拠点を訪れた際、日本とは異なる「あること」に驚いたと言います。

 そのオフィスでは壁面全体が大きなホワイトボードになっており、社員がアイデアを書きながら打ち合わせをしています。訪問した企業幹部の会社でも、ホワイトボード会議を取り入れているので、そこには驚かなかった。彼がびっくりしたのは、TPO別の会議スタイルでした。

 TPOとは、Time(時間)、 Place(場所)、 Occasion(場合)の頭文字です。もともとは「服装は、時と場所と場合をわきまえよ」という意図で、ファッション業界が使っていた和製英語です。

 グーグルの会議では、具体的には、2つのパターンがありました。

Aパターン
椅子と低いテーブルがある会議室で開催。テレビモニターを通して、世界各国の社員が参加する。

Bパターン
背の高いテーブルだけを置いた会議スペースで開催。椅子はないため、出席者はテーブルを囲んで議論する。

 その企業幹部にとって、興味深かったのはBパターン。社内のあちこちで、数人が集まり、立ったまま打ち合わせをしています。短い時間で「サクッ」と終わらせ、解散していく。そんな様子に驚かされました。

 日本ではあまり見かけない光景なので、現地スタッフにこんな質問をしました。

 「なんで立ちながら会議するのですか?」

 すると、当たり前すぎる回答が返ってきました。

 「だって、立って会議すると疲れるでしょ。だから早く終わらせようと思って、皆が集中します。日本では、やってないのですか。」

 訪問した幹部のオフィスは、東京・新宿の高層ビルにあり、幾つもの会議室を有しています。彼は毎日、数時間を椅子に座った会議に縛られており、「そんな発想は、考えたこともありませんでした」と蚊の鳴くような声で答えたそうです。

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「グーグルに見るサクッとまとめ術」の著者

横田 伊佐男

横田 伊佐男(よこた・いさお)

CRMダイレクト代表取締役

シティグループ、ベネッセグループにて、マーケティング部門・コンサルティング部門の責任者を歴任。100社を超える大手企業でのコンサルティング経験を体系化し、2008年に独立した。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官