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辞めた会社への復職は元サヤに戻る恋愛と同じだ

嫌になった原因はそう簡単には変わらない

2018年5月23日(水)

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ユニー・ファミマHD相談役、上田準二さんの「お悩み相談」。今回は以前勤めていた会社の社長から復帰を打診されて悩む女性から。辞めた原因は社長のワンマンぶり。上田さんは「恋愛と同じ。安易の元サヤに戻るな」とクギを刺します。

悩み:かつて勤めていた会社の社長から復職を誘われています。しかし、辞めた理由はその社長のワンマンぶりとハードワークが原因でした。ワークライフバランスを重視する体制に変わったと言われましたが、戻るべきでしょうか。

 上田さんのお悩み相談、経験と懐の深さ、お人柄が反映され、いつもたいへん興味深く、また感心しながら読ませて頂いています。

 今日は現在直面している悩みをご相談させていただきたくご連絡します。私は、自分の出身地である地方都市で暮らしています。夫と2人暮らし、子供はいませんが夫婦仲は良好です。4年前までは東京で働いていましたが、10年勤務していた会社(中規模のベンチャー小売業)を退職してUターンしました。

 退職の理由はいくつかありましたが、何より大きかったのは、社長のワンマンぶり、それに起因するハードワークに嫌気がさしたことでした。Uターンしてからは、収入ややりがいは減ったものの、ライフワークバランスのとれた暮らしができ、心身とも健康的になれたことを実感しています。夏には、今までの経験を元に資格も取得し、今後は資格を活かして働くことを考えていました。

 ところが昨年秋、社長から連絡があり、出張でこちらに来るとのこと。同行したスタッフとも一緒にお会いしたところ、こちらに支店を作る話が持ち上がっているということでした(その際、社内が変わりライフワークバランスを重視する体制になったことを聞かされ、正式にではありませんが手伝ってと声をかけられています)。

 私が、その話に全く興味がなければ、この相談をすることもなかったのですが、その逆で、心が揺れています。会社のプロダクトやコンセプト自体にはとても愛着があり、今でも愛用しているほどだからです。

 (入社の際に抱いていた、取締役になりたいという野望がくすぶっているだけかもしれませんが……)元の会社に戻ったほうがいいのか、独立を目指すべきか。もし戻った場合、また同じ理由で会社を辞める羽目になるのではないか、というのが最大の懸念事項です。

 独立した場合、地方ではまだ需要の少ない仕事であること(そのため当面は組織に属することになります)、身内に自営で成功した例がないことが不安材料です。 夫に相談したら、独立したらすぐ取締役になれるよと笑われましたが……私が持つべき視点を教えていただけたらありがたいです。よろしくお願いします。

(47歳 女性 団体職員)

1946年秋田県生まれ。山形大学を卒業後、70年に伊藤忠商事に入社。畜産部長や関連会社プリマハム取締役を経て、99年に食料部門長補佐兼CVS事業部長に。2000年5月にファミリーマートに移り、2002年に代表取締役社長に就任。2013年に代表取締役会長となり、ユニーグループとの経営統合を主導。2016年9月、新しく設立したユニー・ファミリーマートホールディングスの代表取締役社長に就任。2017年3月から同社取締役相談役。同年5月に取締役を退任。趣味は麻雀、料理、釣り、ゴルフ、読書など。料理の腕前はプロ顔負け。(写真:的野弘路)

上田準二(ユニー・ファミリーマートホールディングス相談役):夫と2人暮らしで、ワンマン社長が嫌だからUターンしたと。この夫とは、いつ結婚したんだろう? 東京にいたときに結婚して、嫁のUターンにくっついてきたのかな。

大竹剛(日経ビジネス 編集):どうでしょうね。Uターンしてからなのかな。

上田:たぶん、Uターンしてからだろうね。4年前まで東京で働いていた47歳の女性。

大竹:かつて付き合っていた人とよりを戻そうと言われたけど、付き合ってもまた嫌になって別れちゃうかもしれない、といった悩みと同じような感じなんでしょうか。「俺は変わった。信じてくれ」みたいな(笑)。

上田:そうだよな。

 そういう時は、元カレは、この場合はかつての社長だけど、そう簡単に変わるわけがないと考えたほうがいい(笑)。あなたはこの社長には、過去の仕事ぶりをかなり評価されていたんだろうね。だから、こういう仕事を打診されるんでしょう。

 揺れ動く気持ちはよく分かるよ。恋心みたいなもんだから。実際、この会社の商品は今でも愛していますと。その商品を作っているのは元カレ、じゃなくて元社長だからね。

 もし、少しでも元サヤに戻ることに興味があるのなら、まずは、ワークライフバランスを重視する、と言っているが実際にどういう制度を取り入れたのか、しっかり確認することです。「前みたいなことはない。死ぬほど働けなんて言わない」ということなら、具体的にどんな制度にしたのか聞くべきです。

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「辞めた会社への復職は元サヤに戻る恋愛と同じだ」の著者

上田 準二

上田 準二(うえだ・じゅんじ)

ユニー・ファミリーマートホールディングス相談役

1946年秋田県生まれ。山形大学を卒業後、70年に伊藤忠商事に入社。畜産部長や関連会社プリマハム取締役を経て、99年に食料部門長補佐兼CVS事業部長に。2000年5月にファミリーマートに移り、2002年に代表取締役社長に就任。2013年に代表取締役会長となり、ユニーグループとの経営統合を主導。2016年9月、新しく設立したユニー・ファミリーマートホールディングスの代表取締役社長に就任。2017年3月から同社取締役相談役。同年5月に取締役退任。趣味は麻雀、料理、釣り、読書など。料理の腕前はプロ顔負け。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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