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愛着のある仕事との別れはサラリーマンの宿命だ

引き継いだ仕事はもう戻ってこない

2018年6月13日(水)

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夜中まで働かなくてはならないというのは思い込みだ

大竹:そういうものですよね、組織で働いていると。

上田:それが“仕事WAY”なんだから、まずはきちっと割り切ってください。

 そのうえで、もう1つ。あなたは、家庭の時間を大切にしたいので定時に帰らなきゃいけない、と悩んでいますが、あなたのやっている仕事は本当に残業をしなければできない仕事なのでしょうか? 夜遅くまでクライアントとお付き合いをしなければいけないんですか?

大竹:マスコミ業でプロデューサーと言っているので、映像関係か広告関係のお仕事をされているのかもしれません。

上田:マスコミだから夜遅くまで働かなければならないというのは、単なる思い込み、過去の慣習に縛られているだけなんじゃないの? プロデューサーの仕事というのは、いろいろあるかもしれませんが、本当に深夜までやらなければクライアントが付かないものなのでしょう。プロデューサーの仕事の価値とはなんでしょうか。 少なくとも夜遅くまでクライアントと付き合うことではないはずです。どんな仕事でも、いちばん大事なのは時間の長さではなく、仕事の中身、質ですよ。

大竹:そのとおりですね。時間じゃない。

上田:時間じゃありませんよ。夜中にどうしても急ぎの事案が発生したとしても、電話でもメールでも何ででも、今はどこにいたって連絡はつくわけで、考え過ぎてはいけません。夜、オフィスにいなければプロデューサー業ができないというようなことではないでしょう。それは考え過ぎで、自分で制約を作ってしまっているんですよ。

大竹:要するに、プロデューサーの働き方とはこういうものだと、産休に入る前の自分の働き方を前提に決め付けてしまっていると。

上田:そう。

大竹:そこから抜け出しなさいということですね。

上田:そうです。やっぱりクオリティーの高いもの、いいものであればクライアントは開拓できるわけですよ。それが深夜、夜中まで働かなくてはダメだというようなことは、あなたの考え過ぎです。中身の問題だと思う。

大竹:仕事のクオリティーと働く時間というのがごっちゃになってしまうのは、よく聞く話ですよね。しっかり自分の仕事をこなしている部下に対して、上司が「なんであいつは早く帰るんだ」といった不満を抱くというのは、以前の悩みにもありました。

上田:そうそう。長く働いているやつが偉いみたいな風潮が、多くの職場に未だにあるんだよ。

 あなたは、「行動を変えるべきか、気持ちを変えるべきか」と言っていますが、要するに両方変えてください。

 産休に入るまでは、コンビニ弁当を食べながら朝から夜中まで働いていたということですが、それは変えないとね。

 もちろん、コンビニ弁当は新鮮でおいしくて安全・安心、メニューも非常に豊富だから、私としては大いに食べてほしいんですが(笑)。

コメント9件コメント/レビュー

上田さんのおっしゃることはその通りだと思いますが、質問者と上田さんで一点違うところがあると思います。上田さんは新しい場所で新たな業務を任され、例えば数字を期待されてまたバリバリと仕事されたのではないでしょうか。質問者が、数字を求められるわけではないが、と言っているように、会社もママさん社員にどこまで負荷をかけどこで評価すれば良いか迷いがあって、彼女を「限られた時間の中でバリバリ働ける状況」におけていないのではないでしょうか。もし適切な負荷と周りからの高い期待を感じていれば、質問者の方もこのように迷っている暇はないと思います。
とは言え、自分の状況は自分で切り開くしかない。新しい働き方、新しい価値観を手探りで作って行くしかないです。頑張ってください。(2018/06/14 19:04)

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「愛着のある仕事との別れはサラリーマンの宿命だ」の著者

上田 準二

上田 準二(うえだ・じゅんじ)

ユニー・ファミリーマートホールディングス相談役

1946年秋田県生まれ。山形大学を卒業後、70年に伊藤忠商事に入社。畜産部長や関連会社プリマハム取締役を経て、99年に食料部門長補佐兼CVS事業部長に。2000年5月にファミリーマートに移り、2002年に代表取締役社長に就任。2013年に代表取締役会長となり、ユニーグループとの経営統合を主導。2016年9月、新しく設立したユニー・ファミリーマートホールディングスの代表取締役社長に就任。2017年3月から同社取締役相談役。同年5月に取締役退任。趣味は麻雀、料理、釣り、読書など。料理の腕前はプロ顔負け。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

上田さんのおっしゃることはその通りだと思いますが、質問者と上田さんで一点違うところがあると思います。上田さんは新しい場所で新たな業務を任され、例えば数字を期待されてまたバリバリと仕事されたのではないでしょうか。質問者が、数字を求められるわけではないが、と言っているように、会社もママさん社員にどこまで負荷をかけどこで評価すれば良いか迷いがあって、彼女を「限られた時間の中でバリバリ働ける状況」におけていないのではないでしょうか。もし適切な負荷と周りからの高い期待を感じていれば、質問者の方もこのように迷っている暇はないと思います。
とは言え、自分の状況は自分で切り開くしかない。新しい働き方、新しい価値観を手探りで作って行くしかないです。頑張ってください。(2018/06/14 19:04)

的確なアドバイスだと思う。

相談者は産休に入るまでバリバリのキャリアウーマン(死語?)で、プロデューサーとして活躍していた。その特権意識が透けて見える。熱心に(少なくとも労働時間は長く)会社に貢献して来た有能な自分に、プロジェクトを戻さないのは侮辱だ、とでも言いたいのか。自分を特別視し過ぎている。プロデューサーという肩書きがあるくらいの人が会社人生の基本を知らないのも不思議だ。(2018/06/13 18:26)

植木には時折、根切りや枝の剪定が必要です。
そうやって新しい根や枝を張ることを促し樹勢を復活させるのです。
人間も同じ、これまでやってきたことをリセットし新しいことにチャレンジすることで
もっと大きな花や果実をつけることになるはずです。(2018/06/13 17:16)

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