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成長したければ自分から「異動希望」は出すな

報われるのは「行きたい部署」より「求められる部署」

2017年9月6日(水)

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ユニー・ファミリーマートHD相談役、上田準二さんの「お悩み相談」。今回は、会社の中での「居場所」に悩む38歳、“元”経理マン。生産管理に異動して3年。周囲に必要とされているものの、経理に戻り専門性を磨かなければ成長できないのではと悩んでいます。相談者に上田さんは「異動希望は出すな」と断言。なぜ?

悩み: 「経理から生産管理に移動してから3年が経ちました。期間限定の応援と言うはずが、周りに気に入られ、しかも元の部署からは戻ってこいとも言われません。頼りにされる嬉しいですが、経理マンとして経理部に戻り、専門性を磨きたいという思いもあります。どうしたら良いでしょうか」

 こんにちは。いつも楽しみにしています。私は一部上場メーカーで生産管理をやっています。入社以来10年ほど経理をやり、3年前から現職です。周りは技術屋ばかりで、私たち事務方は少数派。さらに経理経験者は皆無で、原価管理や財務管理の面で重宝がられています。当初は人手が足りず、期間限定応援という話でしたが、なぜか気に入られてしまい、そのまま居残っています。

 以前私がいた経理は、昨今の人減らしの流れで、私が戻らなくても特に文句も言ってきません。経理の知識を必要としてくれる職場で頑張りたいと思う反面、経理マンとしてさらに勉強したい、飛躍したいとの思いもあり、悩んでいます。今の職場では経理マンとしては頭打ちです。戻りたいと言っても戻れないかもしれません。成長できないが望まれる職場か、成長できるが望まれていない職場か。どうかご指導ください。

(38歳 男性 会社員)

大竹剛(日経ビジネス 編集):上田さん、今回は自分のキャリアについて悩む38歳、男性会社員からのお悩みです。この方は、もともとは経理畑の人だったのに、期間限定という約束で応援に行った生産管理部門で重宝がられて、はや3年。きっと、優秀なんでしょうね。ただ、このまま生産管理に居続けると「経理マン」としての専門性を磨けないんじゃないかと悩んでいます。

 人事というのはめぐり合わせも運もありますし、サラリーマンにとっては難しい問題です。上田さんは、どうやって経営者になれるような仕事のスキルを磨いてきたのですか。

1946年秋田県生まれ。山形大学を卒業後、70年に伊藤忠商事に入社。畜産部長や関連会社プリマハム取締役を経て、99年に食料部門長補佐兼CVS事業部長に。2000年5月にファミリーマートに移り、2002年に代表取締役社長に就任。2013年に代表取締役会長となり、ユニーグループとの経営統合を主導。2016年9月、新しく設立したユニー・ファミリーマートホールディングスの代表取締役社長に就任。2017年3月から同社取締役相談役。同年5月に取締役を退任。趣味は麻雀、料理、釣り、ゴルフ、読書など。料理の腕前はプロ顔負け。(写真:的野弘路)

上田準二(ユニー・ファミリーマートホールディングス相談役):僕もね、そもそもは経理だったんですよ。

大竹:この方と一緒だ。

上田:はい。入社1年目は経理だった。それが2年目から、いきなり営業をやることになったんだ。

大竹:そうでしたね。

上田:ただ、僕はこの方と違って、経理で成長するような資質はなかったと思うし、そういう気もなかったんですよ。

大竹:むしろ経理に配属されたときは、「何で俺が?」みたいな感じでしたか。

上田:とんでもない。そういう思いは、これっぽっちもなかったですね。とにかく入った会社で、与えられた仕事をきっちり習得してやっていこうという思いでしたから。給料をもらうんだから、それに見合った仕事をしようと。

 それで2年目になったら、経理から営業に行けと命じられた。しかも、東京本社の経理から大阪の営業の支部に配属。そこでいろいろと上司にもかわいがってもらって、気に入られて、それから海外へ行って、東京の営業に戻って、それから業務部で経営企画をやる部署に異動したわけ。

 僕はね、どの部署だったら自分がどう成長しただろうかとか、あっちの部署だったらもっと成長したんじゃないかとか、あっちへ行きたい、こっちへ行きたいという思いは、全然なかったんです。やっぱり行く先々の部署で、そこで花を開かせたい。そこで成長したいと、それだけを思って仕事をしてきたんですよ。自分でどこどこの部署に異動したいと主張したことは、1回もないんですね。

コメント3件コメント/レビュー

上田さんとも違う意見です。
メーカー勤務で経理、生産と経験してきたのなら、いっそのこと営業部門のスタッフ系の職場に異動願いを出したらどうですか?
そこで経験を積めばおそらく経営企画系の社長スタッフとして活躍できる万能系の人材になれるのでは。
そんな方、そうザラには居ませんよ。(2017/09/06 09:24)

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「成長したければ自分から「異動希望」は出すな」の著者

上田 準二

上田 準二(うえだ・じゅんじ)

ユニー・ファミリーマートホールディングス相談役

1946年秋田県生まれ。山形大学を卒業後、70年に伊藤忠商事に入社。畜産部長や関連会社プリマハム取締役を経て、99年に食料部門長補佐兼CVS事業部長に。2000年5月にファミリーマートに移り、2002年に代表取締役社長に就任。2013年に代表取締役会長となり、ユニーグループとの経営統合を主導。2016年9月、新しく設立したユニー・ファミリーマートホールディングスの代表取締役社長に就任。2017年3月から同社取締役相談役。同年5月に取締役退任。趣味は麻雀、料理、釣り、読書など。料理の腕前はプロ顔負け。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

上田さんとも違う意見です。
メーカー勤務で経理、生産と経験してきたのなら、いっそのこと営業部門のスタッフ系の職場に異動願いを出したらどうですか?
そこで経験を積めばおそらく経営企画系の社長スタッフとして活躍できる万能系の人材になれるのでは。
そんな方、そうザラには居ませんよ。(2017/09/06 09:24)

一理あるが、自身の成功体験に基づいているだけで、自ら成長したいと思う芽を摘んでいる可能性に触れなかった時点で発言者の負け。
単にM&Aでコンビニ業界順位が上がっただけということを解っていないようだ。(2017/09/06 08:58)

拝読させて頂き、少々違和感を感じました。
異動希望、転属希望を制度化している企業はどのくらいの割合なんだろうか、と。
この制度があてはまるビジネスパーソンには参考になる記事でしょう。

しかし多くの企業では、「能力的に使えない」「能力はあるが(上司の力量不足で)扱いにくい」といったネガティブな理由で部署から追い立てられるのが実態ではないでしょうか?
情実人事が横行しているのが実態です。長い目で見れば、企業自体の寿命を縮めているだけなんですが、任期中に業績をアップさせ退任時に多額の慰労金を貰えればいいと思っていると近視眼になって気付かないんでしょう。仕事柄、そんな企業多く見てきました。(2017/09/06 08:55)

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