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叱ろうとして失敗する「3大NGパターン」とは

パワハラ厳禁時代の「叱り方」講座(1)

2016年3月25日(金)

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 「今の自分があるのは、あなたのお蔭です。仕事の楽しさも厳しさも教えていただきました!」

 ……そんなふうに感謝される、部下との関係。これぞ上司冥利に尽きるというものでしょう。

 しかし、実際には、新人や若手の仕事に「あぁ、そうじゃないだろ…」とイライラすることがしばしば。そこで「たまにはビシッと叱っておくか!」と思っても、頭に浮かぶのは役職者研修のこと。

 「パワハラにはくれぐれも注意してください」
 「メンタルヘルスの発症率が上がっています。12月からストレスチェックの義務化も始まりました。怒って育てる時代ではなくて、褒めて育てる時代です」

 取引先では「パワハラ問題なんて起きたら、最近はすぐにネットで叩かれますから。うちもネットの風評被害で大変でしたよ」という話を耳にしたり。学生時代の友人と飲んでいても、「この間、隣の課長がコンプライアンス委員会にかけられて、パワハラだって譴責処分になったよ。話を聞いたら、確かにやり過ぎだけど、俺たちの若い頃を考えれば、“あるある”ぐらいの範囲だよな」といった話題になったり。

 確かに、下手なことをして「パワハラだ!」と騒動になれば責任を問われる。若手社員の間違っている点や足りない部分は指摘したいし、基本的なことを改善するだけでも、もっと伸びるはず。しかし“触らぬ神に祟りなし”、黙っておくかな、と悶々する毎日……。

 そんな悩める上司の皆さん。ぜひ「叱り方」の勘所を一緒に押さえていきましょう。

目指すところは一緒、しかし掛け違いが

 4月、多くの会社で新年度を迎え、新入社員が入社してきます。初々しさに溢れ、新しい風を吹き込んでくれる新入社員は、上司にとって可愛い、育ててあげたい存在でしょう。

 遅ればせながら、私は企業の社員研修を手掛けるジェイックに所属しています。3月後半からゴールデンウィークまでの1カ月半は、ほぼ毎日、新入社員研修や2年目、3年目社員研修を行っています。そうした中で、しばしば経営者層の方々からご相談をいただくのが、「叱れない上司」が増えている、それで若手が育たないという悩みです。また、役職者研修では、上司部下の人間関係に悩んでいるという相談が数多くあります。

 多くの場合、新人、若手は「成長して、やりがいを持って働きたい」と考えているし、上司も「若手を育てたい、尊敬されたい」と思っています。目指すところは一緒なのです。しかし、お互いがコミュニケーションの方法を知らないために、ボタンを掛け違ってしまっていることが多いのです。

 ボタンの掛け違いに拍車をかけているのが、近年の「叱ってはいけない」という幻想です。「パワハラ」「ブラック企業」「メンタルヘルス」「ストレスチェック」などのキーワードが社会的にクローズアップされるようになったことで、多くの会社で上司が部下を“腫れ物に触るように扱う”傾向が強くなっています。

 もちろん、パワーハラスメントによって、メンタルヘルスの問題などを引き起こすようなことは絶対にNGです。しかし、新人、若手のためにも、間違っていること、できていないことは適切に指導し、育てる必要があります。

 当連載では「後輩や部下を叱りたい。でも…」という悩みを解消して、部下を育て、部下から尊敬される上司になるための「正しい叱り方」を解説していきます。

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「パワハラ厳禁時代の「正しい叱り方」」のバックナンバー

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「叱ろうとして失敗する「3大NGパターン」とは」の著者

東宮 美樹

東宮 美樹(とうみや・みき)

ジェイック教育事業部事業部長

1997年に筑波大学を卒業後、メーカー、人材派遣・紹介会社を経て、2006年ジェイックに入社。研修講師として活躍後、企業の教育研修を担当。認定産業カウンセラー、生涯学習開発財団認定コーチ資格保有。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長