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健診で尿たんぱく検出、腎臓が危ないケースは?

  • 田村知子=フリーランスエディター

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2016年10月7日(金)

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会社勤めを続けている限り、避けては通れない職場の健康診断。自覚症状のない病気を見つけてくれるのは有難いが、仕事に追われるなかで再検査を受けるのはできれば避けたいのが人情。異常値を指摘されたとしても、どこまで生活を見直せばよいのか、今ひとつ釈然としない人も多いだろう。このコラムでは、各種検査への臨み方や結果の見方、検査後の対応など、誤解交じりで語られやすい職場健診についてわかりやすく解説する。

Q  職場健診の尿検査で「尿たんぱく陽性」だったが、そのほかの項目や血液検査の腎機能に関する項目は異常なしだった。腎臓病は心配しなくてもいい?

A  いいえ。必ず再検査を受けて、一過性で心配いらないものなのか、異常が疑われるものなのか、確認した方がいい。

尿にたんぱく質が漏れ出る「たんぱく尿」が検出されると、腎臓の病気の可能性がある。 (©Jarun Ontakrai-123RF)

 尿にたんぱく質が漏れ出る「たんぱく尿」の有無を調べる検査は、腎臓の病気を見つけるうえで重要なものだ。慢性の腎臓病の多くは、かなり進行するまで特に自覚症状がないので、本人が気づかないうちに悪化することが多い。また、近年では糖尿病をきっかけとして腎臓を患うケースが増えている。とはいえ、検査で一度たんぱく尿が出たからといって、病気だとは限らない。腎臓病を専門とする順天堂大学名誉教授の富野康日己氏はこう話す。

一過性のたんぱく尿は心配無用

 「腎臓の病気がなくても、例えば、動き回った後や、立ちっぱなしだった後、熱があるときなどは、たんぱく尿が現れることがあります。腎臓が下垂している人でも、たんぱく尿が見られることがあります。また、尿検査は本来、起床後の最初に出た中間尿(少し出た後の尿)で行うのが望ましいのですが、職場健診では業務の合間に行われることもあるため、状況によっては、たんぱく尿が現れることもあります。そうした場合は『生理的たんぱく尿』と呼ばれる一過性のものなので、特に心配はいりません」

 とは言え、自己判断で「一過性のものだろう」と軽視するのは禁物だ。「尿たんぱく陽性」の判定なら、きちんと再検査を受けておくこと。そのうえで、一過性と判断されれば安心だが、現時点では問題がなくても、経過を観察した方がいいと判断される場合もある。

 富野氏の経験でも、こんなケースがあるという。ある大きな病院で検査をして「尿たんぱく陽性」のほかには異常が見られなかった患者さんが、医師に「今の状態なら問題はないので、定期的に経過を見ましょう」と言われたのを、「経過観察なら大丈夫だろう」とそのまま放置。その後、風邪をきっかけに急激に腎機能が悪化し、急性腎障害で入院となり、血液透析を開始したのだ。「こうした事例を見聞きするたび、定期的に検査を受けていれば、悪化せずに済んだかもしれないと感じます」と富野氏は語る。

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