ソリューション速報

機械学習のAPIを8種類提供 リクルートテクノロジーズが社外へ

2017.09.04杉本 昭彦

リクルートテクノロジーズは機械学習のアルゴリズムのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を社外公開する「A3RT(アート)」を進めている。社外のデータと知見の獲得が狙いで、開始から半年間で8種類のAPIを公開し、3000人近くが利用登録した。

 画像認識など汎用的なAPIは大手IT企業も公開するが、リクルートテクノロジーズは特定用途向けAPIも用意する。例えば「Image Influence API」は、画像と画像に対応する点数(スコア)を用意すると、未知の画像が自分好みかどうかを点数で提示するもの。

 「アルゴリズムの事業での活用が先行して、それをAPI化していった」と、ITソリューション統括部ビッグデータ部ビッグデータプロダクト開発グループ石川信行グループマネジャーは説明する。画像系のアルゴリズムは、「ホットペッパービューティー」のネイル検索、「カーセンサー.net」の画像による車種検索などを通じて開発された。

 社外にも公開する狙いは、「データ獲得と外部の企業との共同研究」と石川氏は説明する。

 例えばチャットボット作成に使える「Talk API」は、1日当たり約1万語の会話データが収集されている。どんなやり取りであれば会話が長く続くかといった基準で学習させて、APIは2回アップデートした。

 外部企業と共同開発も進めている。グループ内にはない課題の解決に向けてアルゴリズムを開発できる。薬、法律、製造のような、リクルートにはないデータ、知見を獲得できる利点もあるという。

 今後、強化学習、GAN(敵対的生成ネットワーク)、メモリーネットワークスなど先端技術に対応したAPIも公開予定だ。

■修正履歴
記事掲載当初、API提供数に誤りがありました。[2017/09/04 06:40]

印刷

関連記事

日経ビッグデータ関連記事

日経ビッグデータの最新号

11月号特集

10万人目指す企業AI人材

データ活用人材を呼び込み、ビジネスに生かす仕組み作りに挑む

年間購読のご案内

申し込む

お問い合わせ