仕事女子が教える!お店の選び方

落ち着いた隠れ家で、大切なお客様との会話を楽しむ──新橋美の&西麻布サル ドゥ マキノ

パーソルキャリア 関上 佳未さん

聞き手:駒崎 クララ / 構成:高下 義弘 / 写真:中島 正之 05.08.2018

ビジネスの最前線で活躍する女性たちに、大切なお客様のもてなし方、お客様をお迎えする店の選び方を紹介してもらおうという本コラム。今回は人材サービス大手のパーソルキャリアで法人営業を担当している関上佳未さん。IT企業の採用活動を支援している関上さんならではのお店選びに、参考になるポイントは多そうです!(聞き手は女性起業家・駒崎クララさん)

駒崎:今回はパーソルキャリアで法人営業を担当しておられる関上佳未さんにご登場いただきました。こちらのお店「新橋 美(よし)の」さんはお仕事でよく来店していると伺っていますが、お勧めのポイントは何でしょうか?

関上:はい、美のさんのお勧めのポイントはいくつかあるのですが、食べやすい和食のお店であること、雰囲気が落ち着いていて会話しやすいこと、お酒の種類がビールから日本酒まで豊富にそろえられていて好みに合ったお酒が選びやすいこと、それから予算が気軽に訪問できる価格帯であることです。

東京・新橋「美(よし)の」。少し背が低い戸をくぐって入る、新橋・汐留エリアにある隠れ家的なお店。2016年には東京・麻布にも姉妹店が開店した。
料理は和食からなる3800円(税別)のおまかせコースのみ。その分迷うことなく料理とお酒、そして会話を楽しめる。
パーソルキャリア 転職メディア事業部 第1統括部 ITグループ リクルーティングコンサルタントの関上佳未さん。転職情報サイトやセミナー、転職イベントなどを総合的に手がける「DODA」事業にて、主にIT(情報技術)分野の法人営業を担当。営業チームを率いると共に、自身も顧客対応に携わる。

リラックスできて会話に集中できる

関上:美のさんのコース料理はお食事の内容とお値段のバランスが良いんです。私が開く会食では多くの場合、企業の人事担当者さま、それから企業の現場で働いていらっしゃる方を招きます。私の担当分野は、情報システムの開発企業やネット企業などIT(情報技術)分野の企業なのですが、現場で働いていらっしゃる方というのは多くの場合、ITエンジニアの方々です。

営業職の方などは会食慣れしている人が多いですが、他の職種の方は必ずしも会食慣れしていません。でも私が会食で特に重視しているのは、お客様に気兼ねなく過ごしていただくことです。そうしたもろもろの側面から考えていくと、高級なお店がベストとは限りません。カジュアルだけど落ち着いていて、安心して時間が過ごせることが一番です。美のさんはその角度から見るとすごくバランスがよくて、会食をうまくサポートしてくださるいいお店だなと感じています。

美のさんに限らず、私が会食で使うお店は、あまり高すぎないところが中心です。予算感としては、飲み物の代金を入れても、最高1万円台前半で収まる程度でしょうか。

その理由は、お客様には会食でお招きしたお店をプライベートでも使っていただきたいと考えているからです。会食をした後に、お客様がそのお店に再び行っていただけると、「あのお店に行ったのだけどこんな美味しい料理が出てきて」といった具合に、お店のエピソードを通してお客様とさらに打ち解けることができます。

駒崎:大切なお客様をお誘いするからといってゴージャスな店がいいかというと、それが正解ではないということですね。やはりお相手の方の特性とか、会食の目的を考えることが大事ですね。ところでなぜ、人事担当者の方のほかにも、現場の方を食事会にお誘いするのですか。

聞き手はKoLabo(コラボ)創業者・社長の駒崎クララさん。KoLaboではキャビンアテンダント(CA)の仕事情報の共有サービスや元CA向けのセカンドキャリア構築支援サービスを提供している

関上:目的はいくつかあるのですが、現場の方々との交流を通じて、企業における現場の雰囲気や特性を把握したいというのが大きなポイントのひとつです。

求職者の方と、人材を求めている企業をうまくマッチングさせるためには、その企業の現場の事情を把握することが欠かせません。例えばですがバリバリ頑張る体育会系的な職場のほうがいいという求職者もいらっしゃる一方、家庭的でおっとりした雰囲気の職場がいいという求職者もいらっしゃいます。こうした職場の定性的な情報は、現場の方々と直接お会いして、ざっくばらんなお話しを聞かせていただくと見えてくることが多いんです。

駒崎:どんな質問で現場の雰囲気を把握するのですか。

関上:現場で働く方々に、企業のどんなところが魅力なのか、仕事のどんな側面にやりがいを感じるのか、仕事上の課題やトラブルをどう乗り切ってこられたのか、といった形で、複数の角度から伺っていきます。

もちろん人それぞれで捉え方が違いますから、それだけで分かるというわけではありません。でも、昼間のミーティングの場で人事部門の方からいただいた情報と、会食でお話ししていただいた情報をかけ合わせていくと、企業にはどんなご提案すればいいのか、どんな求職者をマッチングさせればいいかといったアイデアが、より見えやすくなってくるんです。

やはり、企業や求職者の方々に対してベストなマッチングを提供したい。その目的から考えていくと、通常のミーティングはもちろん、楽しくてリラックスできる会食の場も大切な機会だとあらためて感じます。

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