入門! ホムパの達人

豪華なパーティー料理5品、たった1時間半で楽々作れます。(前編)

文/崎谷実穂、レシピ&料理/and recipe、写真/村上未知(特記なき写真) 04.26.2017

この連載は、アニメ鑑賞と将棋が趣味で、基本引きこもり系の30代ライターが、とある「ホムパの名人」にしごかれ、「ホームパーティー=ホムパの達人」になり、限られた予算と限られた時間で、それは素敵な「ホムパ料理」を自在に披露できるまでの成長譚を描く物語である。

いま、ホムパが来ている……らしい。
日本人は「おうちに集まってみんなで食べたり飲んだり」の機会を増やしている……らしい。
「らしい」と断り書きを入れたのは、私が知っていたわけではなく、編集部にそう言われたからである。
が、よくよく周囲を眺めて見れば、フェイスブックもInstagramも、ホムパの写真、ホムパ料理の写真で溢れかえっている。かのクックパッドにも3万5000件以上のホームパーティー用の料理が登録されているという。

ただ、「ホムパ」は、一歩間違えるとただの「家飲み」になってしまう。日常感満載の「家飲み」を、非日常的な「ホムパ」に変えるには、どんな料理が必要なのか。どんな工夫が欠かせないのか。「肉じゃが」では「ホムパ」にならぬのか。やっぱり「鴨肉」とか「フォアグラ」とか「肉の希少部位」とかが欠かせぬのか。

私、崎谷実穂は、ライターを生業としている。冒頭記されているように、アニメ好きである。将棋好きである。つまり引きこもり系である。パーティーピープルの逆の人生を歩んでいる。かつて、ホムパで披露した料理は「たこ焼き」である。

「そんな崎谷さんだからこそ、しごいてもらう価値があるんだよねえ」という編集部の命に従い、私は、とある街に向かった。「ホムパ名人」に、「入門」するためである。

崎谷 このあたりに「ホムパ名人」がいると教わったんだけど……。

崎谷 ほんとにいるのかな。

崎谷 この暗い階段の上か?

崎谷 あった!

崎谷 あのー、ここにホムパ名人がいるって聞いたんですけど……。

山田 ふむ、わしが「ホムパ名人」の山田英季じゃ。

崎谷 ほ、ほんとにいた……。

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