ナウい飲みニケーション!

中小企業診断士の交流会に潜入 “アルコール・ブレスト”で企業の課題を解決!

第10回 企業内診断士会交流会(特別編)

文:橋富政彦/写真:菊池くらげ 12.08.2017

新しい“飲みニケーション”を実践している現場を直撃する「ナウい飲みニケーション!」。今回は独立開業せずに企業勤めをしながら活動する中小企業診断士たちが、“飲みニケーション”を活用した「企業内診断士会」の交流会を開催していると聞き、さっそく潜入してきました! “アルコール・ブレスト”では、お酒の力を借りて様々なアイデアが飛び出したようです。

“中小企業診断士”という資格は知っていても、具体的にどういった活動をしているかは詳しく知らない──。そんな人も少なからずいるのではないでしょうか。

中小企業診断士は日本で唯一の経営コンサルタント資格で、日本版MBAとも呼ばれています。合格率は約4パーセント前後と難易度が高く、日本経済新聞の調査「新たに取得したい」資格ランキングでは堂々の1位。現在、有資格者は全国に約24000人強もいて、そのうちの7割弱が企業勤めをしている“企業内診断士”です。

今回お邪魔したのは、そんな企業内で活躍する診断士たちの交流の場である「企業内診断士会交流会」です。企業間のネットワーク拡大や診断士の交流を目的としたイベントで、2010年に初めて開催し、この2017年度が8回目の開催となりました。

参加団体にはNEC、アサヒグループ、富士通、キヤノン、三井住友銀行、パナソニックグループ、三井物産、日本ユニシス、清水建設、双日など、日本の名だたる企業が名を連ねています。交流会のメーン企画は、“共創型・課題解決ワークショップ”。これは参加各社が提案した様々な課題=“お題”について、約20のテーブルごとに参加者5〜6名単位で議論していくものです。

とはいえ、堅苦しさはまったくなく、開会挨拶から参加定例メンバーであるアサヒグループ診断士会から提供されたビールやシャンパンが振る舞われ、日本料理店の老舗「なだ万」のお弁当で食事をしながら、終始笑いが絶えないにぎやかな雰囲気の中で交流会は進行していきました。

3社の中小企業診断士会の近況報告、ゲストの挨拶、復興支援イベント「気仙沼バル2017夏」開催報告に続いて、参加した企業内診断士たちが、それぞれ自分が興味のある議題のテーブルに着席し、交流会のメーンであるワークショップが始まりました。

ワークショップの議題は次のように、実に多彩な内容になっています。
「若者にもっとアルコールを飲んでもらうには」
「企業内診断士が中小企業の経営診断で活躍するための政府としての措置」
「働き方改革と中小企業」
「AIに取ってかわられない中小企業診断士の強みとは何か? それをどう伸ばすか?」
「南伊豆町の地域活性化をどう行うか」
「女性の診断士をもっと増やすには」
「飲食店へIT・デジタル技術を活用した送客支援の方法について」など

「若者にもっとアルコールを飲んでもらうには」という議題について議論したテーブルでは、皆さんが缶ビールや缶チューハイを片手に飲みニケーションしながら、若者たちの“飲みニケーション離れ”対策を語り合うという展開になりました。