カレースター・水野仁輔の「カレー&ビール」C&B

青い魚はカレーに合う!

第3回:スーパードライで煮込んだビーフカレーとサワラのマサラフライ(後編)

文:水野 仁輔 / 写真:鈴木 愛子 08.18.2017

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ビールといえば、カレー。カレーといえば、カレー業界では超有名、東京カリ〜番長改めカレースターの水野仁輔さん。ビール片手にできるすごいレシピを披露します。どなたでも簡単に、おうちで本格的なカレー料理が再現可能です。第3回の後編では、おうちでつくるのにピッタリ、魚のマサラフライをご紹介!

お店では魚のカレーってわりと不人気なんですね。魚はけっこう足が早いから、お店のほうも力をいれにくい。

しかも、長い時間営業をしていつ注文が入るかわからない状態だと、提供するタイミングが絞れないから、仕上げのコントロールがしにくい。煮込みすぎると身がボロボロになったり、ソースが磯臭くなってしまったりするからです。

むしろフィッシュカレーや魚のスパイス料理は家庭向き。今回は、カレー風味のフライをつくってみましょう。

用意したお魚はサワラ。春の代表選手。450グラムの切り身。魚は、サワラじゃなくても白身魚が向いていますが、青魚でもOK。要は魚はおいしければ何でも大丈夫。夏に作るときには夏が旬の魚を使えばいいし、サバやブリなんかでもおいしいです。

切り身は、一口大に切りましょう。そのあと、キッチンペーパーで水気をきっちりふきとります。

バットの中に魚の切り身をいれましょう。塩を適宜ふります。次にターメリック小さじ1/4を投入。半分に切ったレモンを搾ります。

以上を手でざっと混ぜます。これで魚の風味が出ます。

10分から15分ほど、バットに並べておいておきましょう。これが魚のスパイス料理をするときの下準備の定番です。

次に、「スパイス四天王」の残り3つが登場。この並べた魚にひとつずつ、3種類の香りをつけましょう。

コリアンダー風味。クミン風味。レッドチリ風味。最後のやつを食べると口から火が吹くかもしれません。ちょっとした遊び心が料理を楽しくおいしくします。

どれが当たるか、食べてみないとわからない。ロシアンルーレットみたいでゲームっぽいでしょう。でもね、意外とレッドチリ風味は揚げると辛味が抑えられて、ビールにすごく合うんですよね。

では、魚を3分の1ずつ、3つの小さなボウルか皿に分け、クミン小さじ1杯、コリアンダー小さじ1杯、レッドチリ小さじ1/4杯を用意して、それぞれの魚に手で混ぜて、スパイスをすり込みます。レッドチリは辛いのが好きなら小さじ1/2杯ほど入れても大丈夫かも。

次に小麦粉を。薄力粉でいいです。なぜかうちには中力粉があって、これはナンを焼くために使っているんですが、薄力粉でかまいません。中力粉ってあんまり売ってないんですよね。

バットに小麦粉を適宜広げたら、魚をひとつひとつ上に転がして、粉を打ちましょう。ちなみに、揚げ物とカレーは本当に相性がいいんです。カツカレーを発明したひとは天才ですよね。そして、揚げものとカレーはどっちもビールと相性がいい。トリオですね。

昔からクラブイベントでカレーを出したりしたんですが、「カリ〜番長が来てカレーを出してくれるとドリンクの売り上げがあがるんだよね」と、クラブの経営者に言われたものです。カレーを食べるとお酒がすすむんですね。

じゃあ、揚げましょう。揚げものができる深さの鍋かフライパンに、たっぷりサラダオイルをいれて、180度に熱します。

魚を数切れずついれて、2〜3分ほど揚げます。揚げたら、バットの網の上において、余熱で火を通します。

これで、サワラのマサラフライ、完成です。

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