元CA・クララの日記

私が社長として「子連れ出勤オーケー」にした理由

文/写真:駒崎 クララ 02.02.2017

私が経営している会社では、子連れ出勤オーケー。もちろん苦労や工夫しなければいけないこともありますが、実はいろいろな効果があるのです。母親が働いている姿を間近で見てきた私の幼少期の体験を交えて、ご紹介します。

こんにちは。元CA(客室乗務員)で、今はCAや元CAを支援する会社・コラボを経営しています、駒崎クララです。今回は弊社における取り組みについて。

コラボでは、いわゆる「多様な働き方」を実践すべく、絶賛トライ中です。

弊社の親子スタッフとお子さん。オフィスに連れてきてもオーケーです

弊社での「多様な働き方」とは、例えば次のようなものを指します。例えば正社員であってもオフィスに常駐している必要はありませんので、ある程度自宅や遠隔地で働けます。また、副業を許可している企業にお勤めの方に、プロボノとして参画していただいたりしています。

このようなスタイルで弊社の業務に参画しているスタッフは数名いるのですが、その多くが「親子スタッフ」です。親子スタッフというのは、小さいお子さんがいる社内スタッフのことで、2017年1月現在、親子スタッフは全員女性です。

弊社での親子スタッフの働き方は様々ですが、例えば親子スタッフの1人であるAさんは、ほぼ在宅勤務です。電話やメール、もしくはチャットで私や他のスタッフと連絡や打ち合わせをしながら仕事をしています。

それでも月に1回程度は顔を合わせてコミュニケーションをとります。私がAさんの自宅の近くに行ったり、お互いに都合の良い中間地点を見つけてそこに出向いたり。あるいは社のオフィスにお子さんを連れて来てもらって、子供連れで打ち合わせをすることもあります。

訪問先の企業における打ち合わせの様子。お子さん連れにご理解いただいている訪問先には、子供を連れて行くこともあります

オフィスに来てもらう時に気を付けているのは、もちろん仕事の邪魔にならないこと。そのため、子供とはいえ甘く接せず、「ここは仕事場なので、静かにしていてね」と事前に説明しておきます。お子さんは大好きなお母さんと一緒にオフィスに来られるのが嬉しいからなのか、だいたいの場合おとなしくしてくれています。

子供のことをよく知ることができる

当たり前のことですが、おそらくほとんどの女性は自分が出産して初めて「子供とはこういうものなのか」という事実に多々直面することになると思います。

話を聞くに、昔は「地域のコミュニティーで一体的に子育て」という光景があちこちで見られていて、自分が子供を産む前から、何とはなしに子育ての雰囲気を肌で感じる機会があったとも聞いています。

弊社で実施している親子スタッフの制度は、まさにそんな雰囲気なのではないでしょうか。会社に親子スタッフと一緒にお子さんが来るわけですが、これが新鮮なんです。子供はまさに奔放な存在です。正直に笑ったり泣いたり突然思わぬ行動を起こす姿を見て、母親そして父親がいかに大変かということを身近に感じられます。親子スタッフは、独身の私にとっても、他の独身スタッフにとっても、非常に貴重な体験を与えてくれているのです。

お子さんと一緒に遊ぶと、良い気分転換になります。遊びから良い発想が生まれるかも!?!?

私はまだ母親になったことがないので、親身にお母さんの気持ちになるというのは残念ながら難しいのですが、それでも以前よりは、母親をしている方々の気持ちに寄り添えるようになってきた気がしています。

少子化対策、そして次世代を担う子供たちの教育の重要性が叫ばれている中、私は経営者の一人として、女性そしてお母さんの雇用を促進していきたいという気持ちを持っています。近年親子スタッフを拡充し、今後も増やしていこうと考えているのは、そうした思いがあるためです。

親子スタッフからは、「子育てをしながら働き続けられるので仕事のスキルが維持できる」「大人の世界に触れさせることが子供にとっていい体験になっている様子」「私(親子スタッフ)自身、しつけのやり方を工夫するようになった」といった声を聞いています。

家飲み酒とも日記