日本カワイイ総研。

【カワイイ総研。】篠原ともえさんのカワイイ発案で売り上げ増!

良いものにカワイイ要素をプラス、「カワイイ・マーケティング」の実践

文/写真:日本カワイイ総研。取材班 06.30.2016

地方創成を応援するFMラジオ番組「日本カワイイ計画。」のパーソナリティ・篠原ともえさんと、新連載「日本カワイイ総研。」をスタートする。今回は日本各地の良いものをさらに花開かせる「カワイイ・マーケティング」の可能性に迫る。

篠原ともえさんが2015年秋、「カワイイ」をキーワードに日本全国の情報を発信するFMラジオ番組「日本カワイイ計画。withみんなの経済新聞」(JFN系全国20局ネット、2016年7月現在)のパーソナリティとなったことは、カンパネラでも既にご紹介した(こちらの記事)。

この番組では毎週、篠原ともえさんがカワイイと感じる日本全国の商品やイベントなどの情報を紹介する。しかし、ただ紹介するだけではない。その商品の生産者や仕掛人たちがゲストとして出演し、カワイイで地方を盛り上げることについて語り合う。

番組内における篠原ともえさんの肩書きは、「カワイイ担当大臣」。篠原さんが親身になって人と情報に接するのがポイントだ。

「初めは情報発信番組のつもりだったのですが、ゲストの皆さんと話すうちに意気投合し、私のほうからいろいろアイデアも出させていただいたら、カワイイで地域やビジネスを盛り上げる具体的な相談を受けるようになりました」と篠原さん。

この展開内容が、実は、かなりスゴいことになっている。

「よい商品だけど売れない」をカワイイで一変させる

例えば、2015年11月、宮城県石巻市の缶詰が有名な水産加工会社・木の屋石巻水産の松友倫人さん(商品開発担当)がゲスト出演した際に話題になったのは、ある缶詰のラベルデザインの悩みだった。

これが、その「カレイの縁側醤油煮込み」缶(429円/税込、店頭価格)。

木の屋石巻水産の「カレイの縁側醤油煮込み」缶(429円/税込、店頭価格)

こちらはカラスカレイの縁側からヒレにかけての部位を醤油で味付けたもの。コラーゲン、DHA、EPAが豊富で、1997年(平成9年)には内閣総理大臣賞を受賞をしている実力派商品だ。

「食べてみると本当においしい! ご飯にはもちろん、サラダやチャーハンにもオススメ」と、篠原さんは絶賛。

味が良く、女性ウケしそうな栄養分もたっぷり含まれている。

木の屋石巻水産の松友さんは、次のように語る。

「それなのに、なかなか女性に手にとっていただけないんです。それで、番組の収録中に思い切って篠原さんに相談してみたんです」

検証してみると、問題はラベルデザインの地味さにあった。正確な情報は記載されているが、「食べてみたい!」と女性の消費者の心を動かす魅力がない。

そこで、篠原さんが、カワイイをテーマにした新しいラベルデザインを考案した。それが次ページのカレイの縁側醤油煮込み缶・篠原ともえラベルのバージョンだ。