日本カワイイ総研。

「カワイイ手ぬぐい」が広げる、ゆらゆら踊る新世界

堺の伝統工芸・注染にこだわる伝統メーカーが切り開いた、新しい手ぬぐいの可能性

文/写真:日本カワイイ総研。取材班 08.10.2016

地方創成を応援するラジオ番組「日本カワイイ計画。」のパーソナリティ・篠原ともえさんとのコラボ連載「日本カワイイ総研。」。今回は夏に便利な手ぬぐい。高品質でカワイイ、新世代の手ぬぐいが登場している。手ぬぐいの可能性を、篠原さんと一緒に探る。

篠原ともえさんがパーソナリティを勤めるFMラジオ番組「日本カワイイ計画。」(JFN系全国20局ネット※2016年7月現在)と連動する本連載、「日本カワイイ総研。」。今回取り扱うのは、篠原さんが以前から使っている「にじゆら」というブランドの手ぬぐい。にじゆらシリーズを製造する大阪・堺のメーカー、ナカニの社長を務める中尾雄二さんをスタジオに招いた。

にじゆらのオリジナル手ぬぐい。明るくのんびりした色づかいが特徴だ

ここぞとばかりに、にじゆらについて質問する篠原さん。

「にじゆらの好きなところは、この独特の色合いなんです。伝統的な手ぬぐいと違って、ふわっとしていたり、淡い色合いが素敵だったり、こころが癒やされます。それと洗いながら使えば使うほど、手ざわりがとても優しくなってくる」

「ありがとうございます。まさに、そこが、にじゆらの手ぬぐいの大きな特徴なんです」

と、中尾さん。この色合いや手ざわりをつくるのは、「注染(ちゅうせん)」という大阪で生まれた伝統工芸の技法なのだそうだ。

注染について、中尾さんが熱く語り始めた。

「注染というのは、その名の通り染料を注ぎ染める技法のことで、明治時代の大阪で生まれたものです。長所は、一度に20枚から30枚染めることができること。さらに、一枚の長い布をじゃばら状に重ね合わせて、表からと裏から2度染めるため、裏表なく美しく染めることができるんです」

本連載とコラボレーションしているFMラジオ番組 「日本カワイイ計画。」の収録風景。手ぬぐいのブランド「にじゆら」を手がける中尾雄二さん(左)、「みんなの経済新聞ネットワーク」の西樹さん(中)、番組パーソナリティの篠原ともえさん

たくさん作ることができて、しかも美しいとは効率が良い。

「さらに注染の貴重なところは、複雑な工程をすべて職人が手作業で行っているところです。つまり、仕上がったものにひとつとして同じものは存在しません。職人の手作業だからこそ表現できる、繊細でやさしいぼかしやにじみの何ともいえない風合いが注染の一番の魅力といえます」

ちなみに「にじゆら」というブランド名は、「にじんだり、ゆらいだり」から来ているという。

「にじむ、ゆらぐというのも日本独特のビジュアル表現ですよね。それが、手しごとで作りだされているなんて、カワイイですね!」と、篠原さん。