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最高の「ほめ言葉」は、ボージョレ・ヌーヴォが教えてくれる

ボージョレ・ヌーヴォのキャッチコピーから学ぶ、ほめ言葉のつくりかたパート1

文:鶴野 充茂 11.19.2015

人の「ほめ言葉」を考えるのは難しい。意外にも参考になるのが、「ボージョレ・ヌーヴォ」のキャッチコピーだ。2回に分けてボージョレ・ヌーヴォからほめ方を学んでみる。

毎年11月の解禁に合わせて話題になる「ボージョレ・ヌーヴォ」。ブドウの出来(でき)をもとに、その年の味の特徴をキャッチコピーにして伝えられるのだが、振り返ってみると、ほめ言葉のオンパレードである。

必ずしも出来の良い年ばかりでもないだろう。満足度が高くない時もあるだろう。しかし、見方を変えれば、よくもここまでほめ言葉を考えられるものだ。

一体どんな発想でキャッチコピーを考えているのか。と、順番に見ていくと、ほめ方は人にそのまま当てはめても使えそうだと思えてきた。

部下や後輩、同僚、チームメンバーを、鼓舞したり、慰めたり、勇気づけたり、雰囲気を盛り上げたい状況は誰にでもありそうだ。そんな様々な状況で「人をほめる」場面に、ボージョレ・ヌーヴォのキャッチコピーが使えるのである。

そこで今回は、ボージョレ・ヌーヴォから「ほめ方」を学んでみたい。

【1】みんなをほめたい時

部署やチームの雰囲気を盛り上げたい時の方法には、「チームの見どころをほめる」。

たとえば、「この部署は糖度と酸味のバランスがいいですね」といった具合だ。

【2】久しぶりに会った人をほめたい時

久しぶりに会った後輩や若手スタッフなどをほめたい時の方法は、「過去と比較してほめる」のがいい。

たとえば、「お前、過去10年で最高と言われた去年よりも成長したな」といった具合である。

【3】職場の同僚など毎日顔を合わせる仲間をほめたい時

いつも顔を見ている相手を唐突にほめると、お互いに違和感があるだろう。そんな時には、「性格や内面をほめる」方法が使える。

たとえば、「君はいつもエレガントで味わい深いよね」などはどうだろう。

【4】特定の個人を讃えたい時

みんなの前で、特定の個人をほめ讃えようという場合。しかも特別な状況ではなく、さりげなく日常的に使うほめ方としては、「外見的な特徴や印象をほめる」という手がある。

たとえば、「あなたはその豊かな果実味を大いに発揮するといいよ」という感じで、本人の特徴を伝えて背中を押してやるイメージが効果的だ。

≪次回に続く。次回は自信を失っている相手をほめる時のフレーズなどを、ボージョレ・ヌーヴォのキャッチコピーから学んでいく≫

鶴野 充茂(つるの・みつしげ)
ビーンスター株式会社 代表取締役
ビーンスター株式会社 代表取締役。公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会理事。コミュニケーションの専門家として、トップマネジメントやリーダーに情報発信やプレゼン、メディア対応についてアドバイスしている。 著書は、25万部超のベストセラー『頭のいい説明すぐできるコツ』(三笠書房)ほか『世界のエリートはなぜ次々とチャンスをつかむのか?』(宝島社)、『なぜ経営者は 「嘘つき」と言われてしまうのか?』(日経BP社)など二十数冊。日経ビジネスオンラインで「金曜動画ショー」、月刊「広報会議」でネット危機管理の連載 も持つ。