あるある★インフォグラフィックス

頭のいい「今年の目標の立て方」(パート1)

文:鶴野 充茂 01.07.2016

2016年、お正月気分もそろそろ抜けて、今年のビジョンに思いを馳せる方も多いことだろう。そんなあなたに、役に立つ「今年の目標の立て方」を、インフォグラフィックスを交えてお送りする。

新しい年がスタートすると、「今年の目標」を考える人が増える。ところが、きちんとした目標を立てるのは意外と難しい。そして振り返ってみると、一年前やその前の年の同じ時期に立てた目標の一体何が実現したのかをよく覚えていない。と、そんな経験はないだろうか? そこで他の人の目標を参考にしつつ、実現しやすい目標の立て方を考えてみたい。

7種類の典型的な「今年の目標」

最新の国内平均寿命は、男性が80.50歳、女性が86.83歳。これは月で言えば、おおよそ1000カ月に相当する。働ける期間はその半分で、約500カ月しかない。すでにその大きな何割かを失っている人も少なくないだろう。文字通り時間は有限であり、何かをなそうと思えばしっかりと計画を立てた方が効率的である。

しかし、「では、どうする?」と言っても出てこない人のために、ネット上で「今年の目標」を宣言している人たちの典型的な7種類の目標を見てみよう。

1.お金

「貯金をする」「年収をアップさせる」「投資する」「無駄遣いしない」
「借金の完済」「衝動買いをやめる」「マンション購入の頭金を貯(た)める」

2.健康

「ダイエットする」「毎日30分ランニングする」「痩せる」
「睡眠時間をしっかりとる」「健康診断をちゃんと受ける」 「運動する」「禁煙する」「ウエスト5cm減」「筋トレを続ける」

3.仕事

「資格試験に合格する」「転職する」「プロジェクトを成功させる」

4.人間関係

「人脈を広げる」「親孝行する」
「パートナーを見つける」 「結婚する」

5.趣味

「自転車を買う」「旅行に行く」「料理教室に通う」
「スキューバダイビングに挑戦する」

6.その他の行動を変える

「モノを捨てる」「映画100本見る」「読書量を増やす」
「酔った帰りにラーメンを食べない」 「酔った帰りにタクシーを使わない」 「休肝日をつくる」

7.生活習慣・気持ちを変える

「自炊する」「余裕を持つ」「早起きする」「女子力アップする」
「怒らない」「もっと笑って過ごす」 「見栄(みえ)を張らない」

失敗するパターン

目標設定に関する研究結果をいろいろ見ていくと、うまくいきにくい目標の立て方があるようだ。いくつか典型例を紹介しよう。

●目標が漠然としている

具体的でないとどこまでいけば「目標達成」なのかが分からず、努力を続けることが困難だ。「痩せる」「貯金する」よりも「体重XXキロになる」「XXX万円を定期預金する」など具体的な方がいい。

●目標を立てたところで満足する(忘れる)

実現までにかかる時間が長い「目標」なら、繰り返し継続的に確認できるようにした方がいい。目標は書かないより書いた方がいい。書いたものは何度も見て、意識づけする方がいい。

●年間目標1つで終わり

1年の目標を立てるだけでは、実行とその継続が難しい。半期、月単位、週単位と目標を細分化した方が継続ははるかに容易だ。毎日のToDoリストにできる形までブレークダウンにするのがコツだ。

●目的なき目標

目的のはっきりしない目標は、優先順位が下がりやすく、結果として実現が難しい。ただ「貯金する」よりも、「夏にヨーロッパ旅行に行くために貯金する」等と目的が明確な方がいい。

次回は実現につながりやすい「計画の立て方」、そして効果の出やすい「自分への質問」を考えてみる。

≪次回に続く≫

鶴野 充茂(つるの・みつしげ)
ビーンスター株式会社 代表取締役
ビーンスター株式会社 代表取締役。公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会理事。コミュニケーションの専門家として、トップマネジメントやリーダーに情報発信やプレゼン、メディア対応についてアドバイスしている。 著書は、25万部超のベストセラー『頭のいい説明すぐできるコツ』(三笠書房)ほか『世界のエリートはなぜ次々とチャンスをつかむのか?』(宝島社)、『なぜ経営者は 「嘘つき」と言われてしまうのか?』(日経BP社)など二十数冊。日経ビジネスオンラインで「金曜動画ショー」、月刊「広報会議」でネット危機管理の連載 も持つ。
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