ちょいコレ

トランプ派とクリントン派が共に絶賛した「大統領選」動画がこれだ!

大活躍する「意外な主役」に注目

文/写真:鶴野 充茂 12.15.2016

世界に衝撃を与える結果となった2016年の米大統領選挙。トランプ氏の勝利後、各地で混乱が生じました。そんな中、大統領選挙を扱った動画がトランプ派・クリントン派の両方から共に絶賛されました。この動画がなぜ両陣営から受けたのかを読み解いてみます。

世界に衝撃を与える結果となった今回の米大統領選挙は、そのプロセスで米国内を真っ二つにしたといっても過言ではありません。その結果、ドナルド・トランプ氏の勝利が明らかになった後も各地で反対デモが続き、また移民やイスラム教徒などへの嫌がらせなどヘイト問題も同時に報じられています。そんな中で、両候補支持者から共に絶賛された、大統領選挙を扱った動画があります。

「意外な主役」が活躍する話題の大統領選動画

対立が深まる中で選挙をテーマに扱う動画を公開したのは、「ペティグリー」で有名な米大手ペットフード会社のマース。主役は、どちらの候補者でもなく、犬でした。

「我々の国は今、分裂している」。そんなメッセージで始まるこの動画は、トランプ支持派とクリントン支持派がそれぞれに支持する候補者へのエールと、対立候補への攻撃を記したメッセージボードを持って結束し、反対派と衝突する様子が描かれています。

「今、我々は最悪の状態だ」と。

そして「どうすれば我々は人としての良いところを思い出せるのかを考えた」というメッセージとともに、選挙キャンペーンで熱くなっているそれぞれの陣営において、「意外な実験」をするのです。

その実験とは、反対派のTシャツを着た人物が迷子の犬を連れ、犬の飼い主を探し、その反応を見る、というものです。

クリントンを支持するシャツを着て、トランプ支援の人々が集まる場に。また同じ人物が、今度はトランプを支持するシャツを着て、クリントン支援の人々が集まる場に出ていく。

見た目に分かる反対派の人物(仕掛け人)がこちら側に乗り込んできて、迷子になっている犬がいると主張し、さらその人物は、この犬の飼い主はこちら側にいると訴えるわけです。

「あんたは向こう側の人間だろ?」「ええ、そうなの」

誰もが最初、犬を連れて反対派のシャツを着た人物を怪訝(けげん)そうな表情で見て、よそよそしく対応します。

しかし、迷子の犬を連れてきた人物は、反対派の中にいながらもひるまず飼い主を探し、そして連れられた犬は相手が誰であろうと愛らしく親しみ深い態度で接します。

その様子を見た人々は次第に緊張を解き、普通の会話をするようになります。

「オレも、犬を飼ってるんだ」

そんなやりとりをしているところに飼い主が登場し、周りの人たちは安堵の表情を浮かべる、という展開です。

「犬には政党の違いなんてないわね」と、敵味方両方のシャツを着た人たちが仲良くしている様子に感激している人や、「私がトランプ支持者と話が通じるなんて思いもしなかったわ」と話すクリントン支持者もいます。

「オレたちは共に犬が好きだということには同意できるし、犬もオレたちを好きなんだな」

「考えていることは違っても、みんな犬は好きだね」

と口々に感想を述べる人々。

そして、犬が私たちを善良にしてくれる、というメッセージが最後に現れる、という動画です。

是非、ご覧ください。

【A Vote For Good】