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ヒットしたハウスの辛いバターチキンカレー、開発現場はLOHACOのデータ&ラボ
「LOHACO」の正しい使い方(1)

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  • 2017年11月20日 月曜日
  • 降旗 淳平

アスクルのECサイト「LOHACO」はパートナー企業にとってデータ活用における“宝の山”。共同で展開する商品開発やプロモーションの事例から、その活用法を探った。

 3回目となる「暮らしになじむLOHACO展」が2017年10月6日から11日まで東京「代官山T-SITE GARDEN GALLERY」で開催され、延べ1万7000人を集めた。

1万7000人が来場した「暮らしになじむLOHACO展2017」

 LOHACO展とは、アスクルがヤフーの協力を得て運営する個人向けEC(電子商取引)サイト「LOHACO(ロハコ)」専用にメーカーが開発した商品を一堂に展示し、アピールする場。2015年は21社、2016年は36社、そして今回は48社が参加し、61の商品を展示した。

 参加メーカーが増えているのは、LOHACO専用品からヒット商品が次々と生まれているからだ。2016年2月に発売したキリンビバレッジの健康麦茶「moogy(ムーギー)」や、2017年10月4日の発売後、3週間にわたってLOHACOのビール類売り上げの首位になったサッポロビール「サッポロホワイトベルグ コロコロストッカー」などが代表例である。

LOHACOの四半期ごとの業績推移

 では、ヒット商品が次々に生まれる背景は何か──。LOHACOは自らを、「メーカーとともにユーザーの欲する商品を開発し、そのプロモーションにも注力するマーケティングプラットフォーム」(アスクルBtoCカンパニー ECマーケティング本部の成松岳志デジタルマーケティング統括部長兼ECマーケティングラボ所長)と位置付けている。これを象徴するのが、2014年2月から始めた「LOHACO EC マーケティングラボ」である。

 LOHACOは、個人情報を除いた顧客属性データや購買データ、サイトに投稿されたレビューデータといったビッグデータを、ラボに参加するパートナー企業にすべて開放。LOHACOとメーカーの担当者が、これらのデータを自由に活用して新しいマーケティング手法の研究や実践に取り組んでいる。

LOHACOに蓄積され、利活用できるデータは多様

 LOHACOと組むと、データの裏付けを得ながら新商品の開発やマーケティングを進められる。仮説をデータによって検証することもできる。このため、ラボ参加メーカーは、スタート時の12社から、2017年には123社まで増加。データ活用も活発化している。

 では、その成功例を紹介しつつマーケティングプラットフォームとしてのLOHACOの可能性を検証してみよう。最初に取り上げるのは、これまでになかった新商品を生み出したハウス食品のレトルトカレーのケースである。

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