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ザッカーバーグが宣言した「動画ファースト」、日本でも進める
フェイスブック ジャパン代表取締役 長谷川晋氏インタビュー

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  • 2017年10月13日 金曜日
  • 安倍 俊廣

グローバルで動画を活用したサービスやソリューションの開発と提供に力を注ぐフェイスブック。その日本市場での取り組みの今とこれからを、フェイスブック ジャパン代表取締役の長谷川晋氏に聞いた。

2016年にマーク・ザッカーバーグ氏が「動画ファースト」を打ち出し、実際にグローバルで動画に注力していますね。

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フェイスブック ジャパン代表取締役 長谷川晋氏:京都大学卒。2002年にプロクター・アンド・ギャンブル入社。「パンパース」「ジレット」のブランドマネージャーを経た後、シンガポールで「ブラウン」や「SKII」などのリージョン責任者となる。2012年に楽天入社、2014年より上級執行役員としてグローバルおよび国内のマーケティングとブランディングを統括。2015年10月より現職

 日本も同じスタンスで取り組んでいます。少し前まで、SNSにおけるコミュニケーションはテキストが中心でした。しかし人と人とのコミュニケーションはビジュアルに移行し、さらに動画にシフトしています。「動画ファースト」はユーザーに、より楽しく簡単に動画で情報発信できるツールや機能を提供するものです。

 一方、企業には動画を使った広告ソリューションを提供して、ブランド認知を進めたり、ビジネスを伸ばしたりするサポートをしていくという宣言でもあります。

米国では「テレビ番組」をスマートフォンで視聴できるアプリを投入し、自らコンテンツ制作の領域にも乗り出している。動画市場を本気で取りに来ている印象です。

 確かにスマートテレビ向けアプリなどをリリースしていますが、だからといってテレビを主戦場と考えているわけではありません。

 動画に注力するのは、人と人をつなぐこと、人と人とを身近にすることに貢献したいからです。そのためにはユーザーニーズに合わせてフレキシブルに対応できた方が良い。そこでパソコンやスマホ、テレビなどに対応する「スクリーンニュートラル」なソリューションをラインアップしているのです。

スクリーンニュートラルは、事業機会の拡大につながるのでは。

 いいえ、当社は完全にミッションファーストで、人と人をつなげるというミッションを遂行するためだけに存在している組織です。その遂行に必要なテクノロジー開発やエンジニアの雇用などをしています。つまり、新しいビジネス機会があるからソリューションを出すという発想(をする会社)ではありません。

 確かに売り上げの大半を占めているのは広告事業ですが、それも生活者がモバイルへ、動画へとシフトしているから。一方、企業のマーケティングはシフトし切れていない状況なので、それをサポートしていくという考え方です。

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