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エコニュース

2017年2月17日

三菱商事、日本郵船などと設立した会社が発注した世界初のLNG燃料供給船完成

 三菱商事が日本郵船やフランスエネルギー大手のエンジーなどと共同で設立したLNG(液化天然ガス)燃料供給船保有会社が、韓国造船・建設大手の韓進(ハンジン)重工業に発注した世界初のLNG燃料供給船が完成した。韓国・釜山の同社の造船所で2月15日に引き渡された。ベルギーのジーブルージュLNG基地を拠点に燃料用に供給を始める。

 このLNG燃料供給船「エンジー ジーブルージュ」と命名された。長さ107.6m、幅18.4m、深さ9mで7403tの総トン数があり、LNGを5100m3積載できる。日本郵船が共同株主になっているノルウェーの自動車船会社、ユナイテッド・ヨーロピアン・カー・キャリアーズが運航するLNG燃料の自動車専用船をはじめ北欧を航行する船舶にLNGを供給する。

 船舶から排出される窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)、CO2に対する規制が年々強化され、重油の代替燃料にLNGが位置付けられている。船舶用燃料需要は重油換算で年間約2億5000万tとされ、潜在的な需要が大きい一方で、供給インフラの整備が課題だった。LNG燃料供給船は船舶が希望する地点で供給でき、LNG燃料の普及拡大につながる。

 LNG燃料は従来の重油と比べてSOx、粒子状物質(PM)排出量をほぼ100%削減し、CO2排出量は約30%、NOx排出量も最大80%削減できる。三菱商事と日本郵船、エンジーは船舶向けLNG燃料販売の世界ブランド「GAS4SEA(ガス・フォー・シー)」を2016年9月に立ち上げた。今後、このLNG燃料供給船を活用して船舶対船舶方式の販売事業を進める。

(日経BP環境経営フォーラム

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