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エコニュース

2017年3月13日

住友林業、組織培養に成功した京都・北野天満宮の梅の培養苗が里帰り

 住友林業は、5年をかけて組織培養に成功した京都市上京区の北野天満宮本殿に祭られている御神木「紅和魂梅(べにわこうばい)」の培養苗を同天満宮に里帰りさせる。「飛梅(とびうめ)伝説」を伝承する貴重な梅が後世に引き継げるようになった。樹齢300年以上の紅和魂梅の遺伝子を調べた結果、接ぎ木で増殖された可能性が高いことも分かった。

 北野天満宮は菅原道真を祭る天満宮・天神社の総本社で、947年に創建された。道真が梅を愛したことから約50品種・1500本の梅が植えられている。紅和魂梅は、道真が大宰府(福岡県太宰府市)に転勤した時、道真を追って一晩で大宰府に飛んだ飛梅伝説の木とされる。梅に感染するウイルスの拡大を受け、住友林業は2009年12月に後継の増殖を始めた。

 住友林業は、サクラなどの培養実績や文献を参考にしながら組織培養による紅和魂梅の増殖に取り組み、2015年2月に成功した。その後2016年4月から研究所の畑に植えて約1年間育成した。順調に成長して苗が160cmほどの高さになったため今回、北野天満宮に戻すことになった。今後、北野天満宮の他の梅に関しても組織培養技術で保存・保護を進める。

 住友林業は、里帰りの実現で紅梅の培養苗の大量生産にめどがついたとし、今後他の紅梅でも受託を始める。一方、紅和魂梅の研究過程で、DNA技術で分析したところ葉(地上部)と根(地下部)が異なる遺伝子型を持っていることが判明した。接ぎ木で増殖したと推測される。このことから、北野天満宮では接ぎ木で御神木を受け継いできたと考えられる。

(日経BP環境経営フォーラム

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