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エコニュース

2017年5月16日

三井物産、住友林業などが北海道に建設した木質バイオマス発電所が運転を開始

 苫小牧バイオマス発電が苫小牧市に建設した木質バイオマスを燃料にする「苫小牧バイオマス発電所」が、4月28日に営業運転を始めた。同社は三井物産と住友林業が北海道ガス、林業関連事業のイワクラ(北海道苫小牧市)と共同出資して立ち上げた事業会社だ。燃料の木質チップは道内の林地未利用木材で全量を賄う。発電した電力は道内に供給する。

 苫小牧バイオマス発電はこの事業のために設立した。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を利用して、発電事業を行う。資本金4億9900万円で三井物産が40%、住友林業と北海道ガス、イワクラが20%ずつ出資する。運転開始した苫小牧バイオマス発電所は流動層ボイラー、蒸気タービン発電機で構成し、約5.9MW(5900kW)の出力がある。

 発電電力量は年間で約4000万kWhを見込んでいる。これは一般家庭1万世帯の年間消費電力量に相当する。燃料には、年間約6万tの林地未利用木材を使用する。林地未利用木材は、間伐材や林地残材など使われていない木材資源を意味する。北海道内の未利用木材資源を活用して発電し、道内に電力を供給する地産地消型のエネルギー事業となる。

 三井物産は、北海道に所有する面積約3万5000haの社有林「三井物産の森」から未利用木材を燃料の一部に供給するとともに、発電所の運転保守管理を100%子会社が請け負った。住友林業グループはこれが国内3カ所目のバイオマス発電事業となる。道では紋別市で出力50MW(5万kW)の「紋別バイオマス発電所」が2016年12月に運転を始めた。

(日経BP環境経営フォーラム

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