TOTOは、創立100周年を5月15日に迎えた。これを記念して水の再生に関連する各種の環境活動を支援する「TOTO水環境基金」の助成総額・期間拡大や、環境配慮型の企業館「TOTOミュージアム」の設立、自社ウェブサイト内への「TOTO創立100周年記念サイト」開設、社史「TOTO百年史(仮称)」制作の4つの事業を推進している。

 下水道の概念が認知されていない時代に、創立者の大倉和親が「近い将来、日本でも水洗トイレが必要になる」との思いから衛生陶器の国産化の研究を始め、1914年に国産で初の腰掛け式水洗便器を開発した。1917年5月に東洋陶器(現TOTO)を北九州・小倉に設立し、社会や環境に貢献する存在であり続けることを目指してきた。

 TOTO水環境基金は、水に関わる市民の環境への取り組みを支援するため2005年に設立し、毎年助成している。100周年を記念して、2016年の第12回で額を増やし、35団体に9531万円を助成することを決めた。2015年の第11回は計1556万円だった。期間も最長3年に延ばした。設立以来、延べ239団体に計約3億円を助成することになる。

 TOTOミュージアムは北九州市小倉北区の本社・小倉第一工場に2015年8月にオープンした。施設は最新の技術を活用して、100種類の環境への配慮を実践した。設立1年9カ月で来館者数は15万人を超えた。TOTO創立100周年記念サイトは2016年11月の開設で、最新技術などを取り上げた。TOTO百年史は2018年秋の公開を予定している。

(日経BP環境経営フォーラム

▼関連情報