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エコニュース

2017年11月8日

住友林業、産業遺産の松の苗木増殖に成功、愛媛県新居浜市にクローン松を寄贈

 住友林業は、別子銅山の生きた産業遺産とされる「口屋あかがねの松」の苗木増殖に成功した。銅山があった愛媛県新居浜市にクローンの松を11月2日に寄贈した。同市の市制施行80周年の記念で贈った。クローンは口屋あかがねの松の横に植えられる。新居浜市は住友グループとともに工業都市に発展し、企業城下町として知られている。

 別子銅山は新居浜市にあった生産量日本一の銅山で住友家が経営し、住友グループ発展の基になった。1691年から1973年まで約280年間銅を産出した。口屋あかがねの松は1702年に別子銅山の口屋(浜宿)が開設されたころに植えられたとされる。口屋は、入港する船の積み荷や、別子で生産した銅を大阪に船積みする管理を行っていた。

 口屋あかがねの松は300年余りにわたり、別子銅山に関わる人たちを見守り続けてきた生き証人だという。住友林業は新居浜市の協力を受け、2012年に調査を始めた。幹や太い枝の多くが空洞化していたため、増殖できる可能性は30%以下と低かった。東日本大震災の津波に耐えた「奇跡の一本松」の増殖に成功したノウハウを活用した。

 奇跡の一本松は岩手県陸前高田市で1本だけ残った松を指し、住友林業が組織培養に取り組み、苗木の育成も実施している。口屋あかがねの松も奇跡の一本松と同じ接ぎ木で増殖・育成を試み、最適な時期に接ぎ木をすることで2014年にクローン松を増殖した。口屋あかがねの松がある口屋跡には現在、新居浜市立の公民館が建っている。

(日経BP環境経営フォーラム

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