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エコニュース

2017年11月8日

JR東日本、省エネ型の散水消雪設備制御システムを開発、上越新幹線に一部導入

 JR東日本は、省エネ型の散水消雪設備制御システムを開発した。上越新幹線の一部設備に導入する。システムに対応する省スペース高出力熱源機(真空式温水機)も併せて開発した。燃料消費量とCO2排出量を削減する。散水消雪設備は、スプリンクラーから温水をまいて線路の雪を溶かす仕組みで、豪雪地域の新幹線の安定輸送を支える。

 2016年11月に策定した「技術革新中長期ビジョン」の「エネルギー・環境」分野における省エネ技術研究開発の一環で取り組む。制御システムによって、熱源機が一層省エネ運転でき、燃料消費量とCO2排出量を10%抑えられる。11月下旬までに上越新幹線の中島消雪基地(新潟県長岡市)に入れ、効果を踏まえて他の同様の消雪設備でも検討する。

 開発した制御システムは、判断材料に新たに熱源機の状態情報を加えて省エネ運転し、これまで捨てていたエネルギーの無駄をなくす。現行は停止、50%、100%の3段階制御のため、例えば降雪が強い場合に3台の熱源機の2台を出力100%、1台を同50%で運転することで余剰の熱が発生していた。新システムは必要熱量を全ての台で平準化する。

 降雪が弱くなると現行システムは3台のうち1台だけ100%にし、2台は停止する。停止の際に燃焼空気が排出されて熱損失が発生したが、新システムは運転台数を維持して損出を抑え、2台を各40%で運転する。新しい熱源機は出力が33~100%で任意に制御できる。出力を25%向上させながら、既存の熱源機とほぼ同等の設置スペースにした。

(日経BP環境経営フォーラム

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