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エコニュース

2016年12月20日

東芝、自立型水素供給システムを東北電力から受注、出力変動調整の研究に使用

 東芝は、自立型水素エネルギー供給システム「H2One(エイチツーワン)」を東北電力から受注した。東北電力は再生可能エネルギーによる出力の変動を水素で調整する研究に使用し、適用できるかどうか検証する。H2Oneは東北電力の研究開発センター(仙台市青葉区)内に設置される。2017年3月の納入を予定している。

 受注したH2Oneは水素を製造する水電解装置、水素貯蔵タンク、純水素燃料電池、太陽光発電設備、蓄電池、エネルギー管理システム(EMS)などで構成する。太陽光発電での電力の変動分や余剰電力を水電解装置で水素に変換してタンクに貯蔵する。タンクは水素を低圧で大量に吸収・放出できる水素吸蔵合金を収納する。

 東芝の独自EMSで再生可能エネルギーの出力変動需給バランスを監視・制御することで、電力が安定供給できる。再生可能エネルギーは気象条件による出力変動が大きいため、電力を安定的に供給する需給調整が課題だ。蓄電池による出力変動対策が進められているが、新たな電力貯蔵手段として水素が期待される。

 東北電力は再生可能エネルギーの導入拡大に向け、H2Oneを導入して再生可能エネルギーの出力変動対策に適用可能か調べることにした。H2Oneは再生エネルギーから水素をつくって貯め、電気を使うことまで一貫してできる新たな発電システムで、平常時は電気料金とCO2排出量を削減し、災害時は自立して電力を供給する。

(日経BP環境経営フォーラム

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