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インタビュー

2017年11月27日

富士フイルムホールディングス経営企画部CSRグループ長/富士フイルムCSR推進部長・川崎 素子氏「レポート制作で頭角 社会課題解決に一役」

斎藤 正一(日経BP環境経営フォーラム事務局長)

ソフトウエアの設計に携わり、CSRレポートの制作で頭角を現す。CSRを通して、事業が社会課題の解決に役立つ方向性を示す。

川崎 素子(かわさき・もとこ)
1961年東京都出身、83年学習院大学理学部卒業、同年富士写真フイルム入社、システム管理部、ソフト技術開発室などを経て2007年に環境・品質マネジメント部、2016年より現職

 これまで関わった仕事を説明する時に何度も「面白かった」と話したのが印象的だった。理系出身で女性総合職として入社。2007年に環境部門に配属されるまでは、主に社内ソフトウエアや商品ソフトウエアの設計・開発に携わった。

 入社後は静岡にある工場の生産管理システムの開発を担当する。工場で生産していた印刷用刷版をいかに効率的に生産するかについて、システムの仕様を作る段階から関わった。「若くても仕事を任せてもらえ、やりがいがあった」と話す。

 次の配属先ではバイオの研究者が使う解析機器の支援ソフトを開発した。研究者を訪問し、どんなソフトを開発すれば仕事に役立つかを聞き出した。電子映像事業部ではネットショップを担当した。ネット限定商品の企画から販促、クレーム処理まで担当できたのは貴重な体験だった。

 環境・品質マネジメント部へ配属になったのは、安全データシート(SDS)を作るソフトウエアを開発する人材として声がかかったためだ。化学物質の関連ではその後も社内に導入するソフトウエアの構築に関わった。

 環境部門での仕事は、2012年にCSR推進部に異動してから大きく変わる。ここでサステナビリティレポートを担当し頭角を現す。

 レポート作りでは、「グループの事業がいかに社会に役立っているかをしっかりと説明する」ことにこだわった。この思いは2014〜2016年度までの中期CSR計画の中で反映された。社会課題解決に向けた「新たな価値」創出に積極的に取り組むことになったからだ。2017年8月発表の新CSR計画では、2030年度をターゲットにした長期目標を新たに設定し、事業活動を通じた社会課題の解決に取り組む姿勢を一層明確にしている。

 「レポート作りを通して、グループ内に社会のことを考えて仕事をしている人が多いことに感激した」と笑顔で話した。今後の課題は、「CSR部門から一方的に発信するだけでなく、グループ内に社会課題を解決するムーブメントを起こすこと」と即答した。自信のある口調だったのは、意識の高い人材が多いことを知っているからなのだろう。

 仕事をする上での信条について聞くと熟考したうえで、「人の役に立ちたいとの思い」と答えた。CSRは分かりにくい言葉だけに、この仕事で役に立てるかについて最初は悩んだそうだ。しかし、「CSRで事業が進む方向性を示したことで自分なりに納得できた」。ムーブメントを起こすことができれば、CSRで役に立つアイデアはこれからもどんどん出てくるだろう。将来、今の仕事を振り返り、「面白かった」と話す川崎さんの姿が想像できた。

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