Topics

春本番を感じさせる菜の花の塩づけのお弁当

(2017/03/22)

菜の花の卵焼き弁当

菜の花の塩づけ(作り方はページ下)の卵焼き
れんこんとちくわのきんぴら
ゆかりおむすび
ブロッコリー

 お彼岸も過ぎ、三寒四温の毎日ではありますが、すっかり春ですね。今回は春のわが家の定番常備菜、菜の花の塩づけをご紹介します。

♪野菜の保存と使いきりがマイブーム

 最近のわたしのブームは野菜の保存と使いきり。野菜は買ってすぐに、長持ちする状態に、または使いやすい状態にしてしまいます。

 キャベツ、白菜、レタスなどの葉物はまわりをぴっちりとラップで包み、それからビニール袋に。これ、当たり前に実行なさっている方も多いと思いますが、実はわたし、知識としては知りながらも、ラップがもったいないなあ、となかなか実行できずにいたのです。いざ試してみるとその効果にはびっくり。ビニール袋はそれほどきっちり結ばなくても、ラップで包むだけで驚くほど日持ちするようになりました。

 青菜類は下処理を。「小松菜とツナの混ぜごはん」のときにも少し話をしましたが、ほうれん草などアクの強い野菜はゆでてから保存しています。今日の菜の花もそのひとつ。さっとゆでてから、保存すれば、ちょっと刻んで汁物に、和え物に、とどんどん使えます。

♪菜の花は塩漬けがオススメ

 菜の花に限っては、ゆでっぱなしではなく、浅漬けにする感覚で強めに塩をふってから保存する塩漬けを、毎年春の楽しみにしています。塩をしてからのほうが長持ちしますし、ちょっと苦味のある菜の花には、くっきりとした塩味がよく合うのです。春の魚であるサワラの漬け焼きに添えたり、刻んでごはんに混ぜたり、春らしさを食卓に添えてくれます。

 なかでも、この時期のおもてなしやお花見弁当には欠かせないメニューが、この卵焼き。

 菜の花はゆでて塩をふり、できれば一晩くらい置くと、ぐんと美味しくなります。塩味がなじんで、苦みや青臭さがまろやかになったところを卵で包むと、さらにマイルドに。菜の花が苦手な子どもにも、食べやすくなります。焼きたてはやや塩辛く感じるかもしれませんが、冷めれば味はなじむので大丈夫。むしろ、お弁当には、これくらいくっきりした味のものが合うと思っています。

♪花を楽しんでから味わう食べ方も

 菜の花は、緑色の状態でつぼみがかたいうちに食べるのが美味しい、と一般的にはされていますが、わたしはわざわざ水に挿して、花が開くまでの数日間、飾っておくことがあります。黄色い花が開いてくるところは部屋の飾りとしても綺麗ですし、ほどよく花が咲いた状態でゆでれば、黄緑の中に黄色が混ざり、これまた美しい彩りになります。

 今回のオムレツには、黄色い花は咲いていたとしてもあまり映えませんが、和え物にしたりごはんに散らしたり、という使い方をするときには、花咲き菜の花にしてから料理するのも一興です(「大根のおやき弁当」のときには、花咲き菜の花をごま和えにして入れています)。せっかく春だけの野菜なのだから、いろいろに楽しみたいと思うのです。

菜の花の塩漬け

材料

菜の花 1束
塩 小さじ1/2

作り方
  1. 菜の花は塩ひとつまみ(分量外)を入れた熱湯でさっと塩ゆでし、冷水にはなす。
  2. かるく水気をしぼって保存容器に入れ、塩をふる。全体に塩が行き渡るように保存容器に菜の花半量を入れて広げてから塩をふり、残りの菜の花を広げて塩をふるとよい。
  3. 冷蔵庫に保存する。一晩おくと食べごろ。5日保存可能。

*水気は軽くしぼるくらいで塩をふると、全体に塩が行き渡る。使うときに軽くしぼって、ごま和え、卵焼き、オムレツなどに。

役立つレシピがたくさん載っています。

『忙しいママでもできる 毎日の時短ごはん』
(辰巳出版)

炒めもの、煮もの、揚げもの・・・と種類別に、時短の基本方法をステップ写真つきで紹介した、役立つ一冊です。「ひとつのパターンがわかったら、材料や味を変えて別の料理に挑戦! というように、毎回レシピを開かなくても作れる、一生の財産になる料理の基本になるとよいな、と東京世田谷区のママさん編集チーム「まちとこ出版社」さんと一緒に作りあげました」(田内さん)。お料理が苦手な方、レシピ本を見ないで作れるようになりたい、という方にオススメです!
********田内しょうこ(たうち・しょうこ)プロフィール

料理研究家/ライター。出版社勤務の編集者生活を経てフリーランスに。編集者時代の子育てから生まれた『働くおうちの親子ごはん』(英治出版)はロングセラー。市販品に頼らず添加物を極力取り込まない、子育て健康ごはんを提案しています。一女一男のママ。

▲ページTOPへ