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【消費者300人調査】そのデザインにいくら払いますか?: 2017年7月号

漢字と英字のロゴを男女ともに支持

ノンアルコール・ビールテースト飲料

2017年7月7日(金)

本誌は今、注目の商品を取り上げ、消費者300人を対象にアンケート調査を実施。ライバル商品のなかで、消費者はどれを選ぶのか。どんなパッケージデザインを好み、そのデザインにどれくらいの対価を払ってもよいと考えているのか。マクロミルの協力の下、ヒートマップビューアー「M-VES」を使った調査を実施。消費者の本音を探った。

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 ノンアルコール・ビールテースト(以下、ノンアルビール)飲料市場が、新商品の投入を受けて久々に注目を集めている。その新商品が、キリンビールが「キリンフリー」に続く2つ目のブランドとして発売した「零ICHI(ゼロイチ)」だ。4月11日の発売開始からわずか10日間で、販売本数が1000万本を突破。年間販売予定数の約2割を達成した。

 ノンアルビール市場は、2009年にキリンフリーが発売されて本格化した。後を追うように、2010年にサントリービールが「オールフリー」を、2012年にアサヒビールが「ドライゼロ」をそれぞれ発売すると競争が激化。各社とも短いサイクルでリニューアルやパッケージデザインの刷新を繰り返してきた。その中で発売で先行したにもかかわらず、キリンフリーは売り上げで、オールフリーとドライゼロの後塵を拝し続けていた。

 今回キリンビールが、零 ICHIという新ブランドを立ち上げた理由は、キリンフリーとは違う「一番搾り製法」を採用したことにある。「全く異なる商品を目指し、商品名に『フリー』を使わず、パッケージもフリーのカラー『グリーン』を使わなかった」(キリンCSV本部コーポレートコミュニケーション部)。

 零 ICHIのパッケージでは、キリンの正統感、本格感のあるビールを彷彿とさせるクリーム・ゴールドの色調を採用し、麦のイラストで上質な味わいと麦のうまみを表現している。一番搾り製法という商品特徴をしっかり目立たせ、金色で○と一で「ゼロイチ」を象徴的に表現した。

 一方、オールフリーは2017年5月に麦をモチーフにしたパッケージに刷新した。ドライゼロは、「売上№1」のアイコンを表示した現行デザインを2016年12月から採用している。