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温暖化対策に効果大!「3R」をやってみよう

最近、新聞や雑誌で取り上げられることの多い「3R」という言葉。 その意味するところは、意外に知られていないようです。でも実は、私たちの生活と深~い関係があって止まらない地球温暖化への対策でもあります。

「3R」って何のこと?わたしたちにできる「3R」
「3R」って何のこと?
Reduce リデュース
ゴミそのものを減らすこと

ゴミになりそうなものは、はじめから買わないことはもちろん、購入したものは大切に最後まで使いきりましょう。再生商品や詰め替え商品を選ぶこともリデュースです。

Reuse リユース
何度でも繰り返し使用すること

自分にとって不要となったものでも、リサイクルショップの利用や知人に譲るなどで再使用される方法をみつけましょう。修理できるものは、修理して使いましょう。

Recycle リサイクル
ゴミを分別・処理して、新しい製品の原料にすること

ゴミは不純物が混じらないように正しく分別しましょう。牛乳パック、食品トレイ、ペットボトルなどの資源ゴミは、店頭回収を積極的に利用しましょう。

「4R」「5R」とは・・・

ゴミになるものは受け取らずに「断る」=「Refuse(リフューズ)」や、壊れても「修理・修繕する」=「Repair(リペア)」、ゴミを正しく「分別する」=Refine(リファイン)などを「3R」に加えて、「4R(ヨンアール)」「5R(ゴアール)」と呼ぶこともあります。

 「3R(サンアールまたはスリーアール)」とは、ゴミをできるだけ減らして、限りある地球の資源を大切に使っていこうとする3つの行動―Reduce(リデュース)・Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル)を意味しています。地球環境を守りながら、経済的にも発展しつづける循環型社会を実現するためのキーワードとして、新聞や自治体の広報誌などでも取り上げられる機会が増えていますが、みなさんは、その意味を正しく理解していますか?
  先ごろ、『日経エコロジー』がエコマム読者を対象に行ったアンケート(※1)によると、「3R」の意味がわかると答えた人は、わずかに28・1%。意外に知られていないという事実が判明しました。一方で、「3R」を構成する「リサイクル」については99・1%もの人が、「リユース」については86・1%の人が、その意味がわかると答えています。「リデュース」の理解度は、少し低くて56・1%。
  「3R」がさまざまな方面で取り上げられる背景には、リサイクルだけ、リユースだけでは、地球温暖化の原因でもあるゴミ問題が解消されないという現実があります。リデュースも含めた「3つのR」への理解と実践が求められているんですね。


※1 ecomomクラブの登録者に対してメールを発送。日経BPコンサルティング調査用ウェブサイトにアンケートを掲示して調査を実施。1305人の読者から有効回答を得た。調査期間は2008年2月28日から3月9日。

もののライフサイクルと「3R」の優先順位

 先に紹介した『日経エコロジー』のアンケート結果からもわかるように、日本ではこれまで、ゴミ問題への対策として「リサイクル」ばかりが注目されてきたようです。本当ならリユースショップと呼ばれるべき古着や中古家電などの販売店が、リサイクルショップと呼ばれているのもそのせいかもしれません。
  しかし、大量生産→大量消費→大量リサイクルだけでは、本当の意味で環境への負担を減らすことにはなりません。なぜなら、捨てられたゴミをいったん原料の状態にまで戻してから再生させるリサイクルでは、分解処理そのものにたくさんのエネルギーが消費されてしまうのです。ゴミの回収にも、多くのコストとエネルギーが必要です。
  限りある資源を有効に使い、地球温暖化をはじめとするさまざまな環境問題を改善するには、ゴミそのものを減らしていく努力=「リデュース」と、使えるものは繰り返し使い続ける工夫=「リユース」こそが優先されるべき。リサイクルに先行して、リデュース、リユースに取り組むことが大切です。

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生活に役立つエコライフをやってみよう!! 温暖化対策に効果大!「3R」をやってみよう
「3R」をもっと知るためのecoワード
循環型社会

 自然界から採取する資源をできるだけ少なくし、それらを有効に使う(循環させる)ことによって、廃棄されるものを最小限におさえる社会のこと。環境への負荷を減らすために従来の大量生産↓大量消費↓大量廃棄というライフスタイルからの転換が求められている。

循環型社会形成推進基本法

 循環型社会を構築するにあたって国、自治体、事業者、国民の役割を明確にした3R推進のための法律。この法律では、廃棄物などの処理の優先順位を定めており、リデュース、リユース、リサイクル、熱回収(サーマルリサイクル)の順となっている。

サーマルリサイクル

 廃棄物を焼却する際に出るエネルギーを回収して、温水プールの熱源や地域冷暖房などに利用したりすること。ただし、廃棄物を焼却することはむしろ「処分」に近く、燃やしてもリサイクルになるという認識が広まると、安易な焼却処理を招くとする批判的な意見もある。

資源有効利用促進法

 正式名称は「資源の有効な利用の促進に関する法律」。事業者に対して3Rの取り組みが必要となる業種や製品を政令で指定。製品の製造・設計における3R対策や、使用済み製品の回収とリサイクルシステムの構築、分別回収のための識別表示など、具体的な指針を示している。

3R推進月間

 再生資源利用促進法が1991年10月に施行されたことから、毎年10月を3R推進月間とし、各地で廃棄物に関するセミナーやシンポジウム、マイバッグ運動などが開催されている。もともとは「リサイクル推進月間」としてスタートしたが、2002年度に名称変更した。

改正容器包装リサイクル法

 容器包装廃棄物を資源として再生させることを目的とした「容器包装リサイクル法」を、2007年4月に改正。容器包装材の使用そのものの削減を目指して、スーパーや百貨店など、容器包装材を多く用いる事業者に対して削減努力と成果報告を義務づけている。

3R推進マイスター

 環境大臣からの委託を受けて、容器包装廃棄物のリデュースの重要性について説いたり、消費者への指導・助言などを行う「容器包装廃棄物排出抑制推進員」の愛称。任期は3年。現在は2007年に委託を受けた69名が、全国各地で活動している。

グリーン購入

 製品やサービスを購入する際に、必要性をよく考え、環境を考慮して、品質や価格、デザインだけでなく環境への負荷ができるだけ少ないものを購入すること。公的機関やグリーン購入ネットワークなどの第三者機関による環境ラベルやデータブックが、購入判断の材料に。

ライフサイクルアセスメント

 資源採取から製造、物流、使用、廃棄またはリサイクルまで、製品の全ライフサイクルにわたる環境への影響を、総合的に評価する方法。LCAと略称される。商品購入の際、同じ機能を持つ2社の製品を比べたり、新旧製品の環境への負荷を比べたりするのに役立つ。

エコリーフ

 製品の一生で発生する定量的な環境負荷を、LCAの手法を用いて算出し、インターネットなどを通じて開示する環境ラベル。地球温暖化対策の一つのツールとして開発され、2007年4月末日現在、デジタルカメラやパソコンなど45製品分類432製品で公開されている。