2006年04月03日号
市場主義の時代こそ 「人の心」の調整が大事


 若い頃の私は、理を尖らせたような人間でした。物事を動かすのは理屈であって、人の感情が入り込むことはあってはならない。そう信じて疑わない若者でした。こんな性格ですから、1966年に日本興業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)に入行してしばらくは、先輩たちに「生意気なやつだ」とよく叱られました。

2006年03月27日号
製品開発の原動力は「社会のために」の志


 産業用ロボットの歴史は1962年、ジョセフ・F・エンゲルバーガー博士が米国で創業したユニメーションが自社商品を「産業用ロボット」として発表したことに始まります。

2006年03月20日号
目先にこだわらず 負けを認められるか


勝負には良い負け方と悪い負け方があります。ライブドアがニッポン放送に買収を仕掛けた時、将棋に例えて「詰んでいるのに降参しないのはおかしい」という発言が出ましたね。しかし、あれは王様の頭に打つ金を、他人の将棋盤から持ってきたようなものなので、勝負がどうこうよりも、そもそもルール違反でした。

2006年03月13日号
団塊よ、会社人間から“社会人間”になろう


「わっ、すっげー」。足を踏み入れた子供たちから歓声が上がった。 東京都品川区の区立城南中学校。生徒数の減少で使わなくなった校舎の一部を改装し、仮想の街が作られている。スーパー、銀行、電力・ガス、不動産会社、旅行代理店…。生活に欠かせない店舗が揃う。証券会社は実在の企業名の株価ボードを掲示し、自動車ディーラーも本物の車を展示する。

2006年03月06日号
人生に大事なのは稼いだカネの使い道


 1963年に、1000円札を印刷した前衛芸術の作品を作りましたら、通貨模造で起訴されまして。何でそんなことをしたかと言いますと、そのモチベーションは物凄く複雑だから、簡単には説明できません。アンディ・ウォーホルがキャンベル・スープの缶を描いていましたが、ある意味あれと同じようなものかもしれない。とにかくお札を徹底的に観察するために、碁盤目の線を引いてルーペで見て、マスごとに20倍に拡大したり。熱中しすぎて胃けいれんにもなりました。

2006年02月27日号
底抜けに明るい障害者 意地でも世界一になる


 アイススレッジホッケーと言ってもピンとこないかもしれません。簡単に言えば障害者がスレッジ(そり)に乗り、両手にスティックを持って戦うアイスホッケーです。  健常者のアイスホッケーは五輪への出場さえかないませんでした。我々は3月10日からトリノで開かれる第9回冬季パラリンピック大会で金メダルを狙います。昨年秋の遠征では、2004年の世界選手権を制したノルウェーと4戦して2勝2敗、雌雄を決するペナルティーシュート合戦で勝利して3勝2敗の成績を収めています。世界一は手が届くところに迫っているんです。

2006年02月20日号
「生産現場の力」を退化させてはならない


当社は1926年、豊田佐吉が開発した「G型自動織機」の製造・販売を事業化するために設立、今年80周年を迎えます。佐吉が開発した織機は、縦糸に対し、横糸を通すシャトルが、不具合が発生するとその場で「自動的に止まる」のが特徴でした。「不良品は一切後工程に送らない」という考え方です。これがトヨタ生産方式の原点なんですね。

2006年02月13日号
もっと創造性にこだわり 会社でブランド高めよう


「広告会社のクリエーターや営業の社員が創造力を出すのは、目につくと思います。しかし、本当に抜きんでるためには人事や経理などの全社員がいかに創造性を出して結束するかが勝負となります」

2006年02月06日号
嵐を乗り越えて知った企業の歴史を支える力


大きな嵐を乗り切った今だからこそ、会社の原点に戻るべきではないかと思っています。チョコレート、そして神戸です。困難を乗り越え、新たな挑戦に踏み出すことが会社の未来を築くと信じています

2006年01月30日号
お客の入りは信頼映す だから増客増収が大事


「少子化だからと玩具や子供服の売り場を縮めなかったのも、来てもらいたいからです。子供さんはメディア。ポケットは持っていませんが、欲しいものがあればお爺ちゃん、お婆ちゃんを引っ張ってくる力があります」

2006年01月23日号
専門家頼みではダメ 素人の「理屈」こそ宝


「私は昔から理屈が大好きでね。ただ、理屈だけでは嫌でね。理屈を持って、その理屈通りにやってみないと気が済まない。だから若い社員に『おまえは理屈っぽいな』とは言いません」

2006年01月16日号
しがらみのない弱者こそ、チャンスに恵まれている


「新しいことをやらないのは停滞と同じだと思っています。しがらみのない弱者こそ、そのチャンスに恵まれているのではないでしょうか」

2006年01月09日号
セブン&アイ、ミレニアム統合は「人口減再編」の始まり


「今や僕は完全に、商売はご用聞きの時代に入ったとも考えています。インターネットも通信販売も、消費者の自宅に入り込んで商売をするわけですから、ネット時代はご用聞きの考え方が大切です」