日経ビジネス 別冊書籍・ムック・増刊のご紹介 混ぜる教育

混ぜる教育

崎谷 実穂 著
柳瀬 博一 著
糸井 重里 解説
発行日:2016年5月23日
定価:本体1,500円+税
ISBN:978-4-8222-3650-2
四六判、394ページ
発行:日経BP社
発売:日経BPマーケティング

紙の書籍

日経BP書店で購入する
amazon.co.jpで購入する

電子書籍

日経ストアで購入する

混ぜる教育

九州・別府の温泉街に誕生した、外国人が半分を占めるスーパーグローバル大学が、日本の未来のお手本になる。

全学生6000人の半分が80カ国から集まった外国人。教員も半分が外国人。授業は、日本語と英語の2本立て。卒業する頃には、日本人学生も外国人学生も、日本語+英語+αのバイリンガルとなり、日本で世界で活躍する。

そんな夢みたいな大学が九州大分県別府市の温泉街のハズレの山の上にあります。その名は立命館アジア太平洋大学。通称APU。2000年の開学以来、日本の大学のグローバル化の先陣を切って、文字通り国際的な教育環境のもと、グローバルな人材を次々と生み出してきました。

APUの成功の秘密。それは「混ぜる」ことにありました。
日本人学生と外国人学生を混ぜて、一緒に学ぶ、一緒に暮らす。
学生と教員とを混ぜて、参加型の授業を行う。
教員と職員とを混ぜて、大学を企業以上にダイナミックな改革組織にする。
さまざまな学問を混ぜて、新しい研究領域を開拓する。
大学と地元とを混ぜて、世界からお客さんが集まる地方創生のお手本に。
大学と企業とを混ぜて、優秀な海外の学生を集めるための奨学金を用意し、さらには産学連携を行う。

「象牙の塔」としばしば評される大学は、これまで社会や市場と混ざろうとしませんでした。また日本の大学の場合、世界と混ざるスピードも遅れていました。では、なぜAPUだけが、あらゆる意味で「混ぜる」ことに成功したのか? 本書は1年以上に渡り、関係者100人以上にインタビューを行い、APUの「混ぜる教育」の秘密に迫ります。

時代のキーワード、グローバリゼーションも、ダイバーシティも、「混ぜる」ことです。世界と混ぜる。多様なひとたちと混ぜる。本書は大学案内本ではありません。日本社会や日本企業に欠けている、グローバリゼーションやダイバーシティをどうやったら実現できるのか、APUの成功をケーススタディにして学ぶ「混ぜる教育」の教科書です。

巻末には、早くからAPUの「混ぜる教育」に注目してきた、糸井重里さんの「解説」が! こちらも読み応えたっぷりです。

本書の紹介

はじめに


【序 章】 「混ぜる大学」が日本を救う。

 学生と教員の半分が外国人、出身国は80カ国
 この本の読み方


【第1章】 日本人学生と外国人学生を混ぜる。

 Part1 温泉街に国際大学がやってきた
 Part2 立命館が注目した「アジア太平洋学」

 ◆コラム
 世界と地方が「混ざる」大学で、本当のグローバル人材が巣立つ 寺島 実郎


【第2章】 授業を混ぜる。学問を混ぜる。

 Part1 「混ぜる授業」のレシピを大公開
 Part2 学問を混ぜて生まれた2つの学部 アジア太平洋学部/国際経営学部


【第3章】 教員と職員を混ぜるーー「混ぜるマネジメント」

 Part1 「マネジメント」がAPUの革命の柱となった
 Part2 立命館から受け継がれた「教職協働」の精神


【第4章】 大分・別府と世界を混ぜる

 Part1 関さば関あじ・湯布院そしてAPU
 Part2 ハラール対応からサッカー・ワールドカップまで


【第5章】 企業と大学、日本と世界を混ぜる。

 Part1 日本企業がいたからAPUができた

 ◆コラム
 世界中から学生が集まる大学は、国にとって最高の未来投資です

 茂木 友三郎 キッコーマン株式会社 取締役名誉会長

 ◆コラム
 APUの教育環境は、グローバル企業の職場と相似形です

 志村 正之 三井住友銀行 トランザクション・ビジネス本部担当 専務執行役員
 ◆コラム
 公文で学ぶ子どもたちとAPU国際学生の英語キャンプ

 池上 秀徳 公文教育研究会 代表取締役社長

 Part2 APU卒業生が日本企業に「混ざる」
 ◆コラム
 APUで鍛えた「外交力」を宅急便のグローバル化に活かしてほしい

 梅津 克彦 ヤマト運輸株式会社 執行役員 国際戦略室長

 Part3 社会起業家も続々
 ◆コラム
「混ぜる大学」APUは、「混ぜなきゃいけない」未来の日本の姿です

 是永 駿 立命館アジア太平洋大学 学長


【解 説】
「Only is not lonely」な若者たちが育つ庭 ― 糸井重里

既刊の別冊書籍・ムック・増刊はこちら