日経ビジネス 別冊書籍・ムック・増刊のご紹介

大西 孝弘 著
四六判、320ページ
発行日:2015年6月22日
定価:本体1,500円+税
ISBN:978-4-8222-7764-2
発行:日経BP社
発売:日経BPマーケティング

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孫正義の焦燥/俺はまだ100分の1も成し遂げていない

孫正義の経営を徹底解剖
ソフトバンクの未来を占う

ソフトバンクの孫正義社長は現役最強の経営者だ。しかし、このままでは歴史に名を残す経営者にはなれないのではないか。本書では孫社長や関係者へのインタビューを基に、そんな問いを投げかける。

この3年ほどソフトバンクは、米国本格進出やアジア企業への投資、ロボットやエネルギー事業への参入と業容が急拡大している。孫社長は個別事業の説明はしてもメディアの個別取材を受ける機会が激減し、経営の全体像が見えにくくなった。その間に、ソフトバンクが大きな課題に直面している。課題の1つは、2013年に買収した米携帯電話3位のスプリントの低迷だ。市場からは「スプリントを売却するのではないか」との声が出始めている。2つ目の課題は、急速に拡大した事業構造だ。ロボット事業やエネルギー事業、海外ネット関連企業へ出資と拡大路線をひた走っている。その半面で、国内事業が手薄になっている。課題の3つ目は収益基盤である国内事業の成長鈍化だ。

世界ではM&A(買収・合併)など攻撃的な経営を貫いているものの、国内においては現金を稼ぐための守りの姿勢が目立つ。挑戦者というイメージを持っていた顧客は、変節と捉えかねない。保守的な戦略をとり続ければ消費者の味方ではなく、既得権益者というイメージが付く。社員にも勝ち組としての意識が染み付き、大企業病が蔓延し、中長期的にはソフトバンクの競争力を損ないかねない。短期的に競争に勝つことだけを考えた経営者であればその戦略は正しい。しかし、孫社長は「情報革命で人々を幸せに」という理念を掲げ、事業の求心力としている。さらに300年間発展し続ける組織作りを目指している。

歴史に名を残す経営者になるために、これらの課題にどのように立ち向かっていくのか。孫社長や関係者を徹底取材し、経営者「孫正義」の実像に迫った。

本誌の紹介

【第1章】「数十年間、無駄な時を過ごしてきた」

――ロボット「ペッパー」誕生の舞台裏

  「iPhoneはただの道具だ」
  「純金iPhone」の男も駆けつけたペッパー誕生会
  情報革命で人々を幸せにしてきたか  ほか

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【第2章】「長く苦しい戦いになる」

――アメリカの夢と挫折

  シリコンバレー大構想は頓挫
  「本質的には減損すべき」
  空白の二年間でスプリントの苦戦が鮮明に  ほか

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【第3章】「収穫期に入った」

――盤石の国内事業に忍び寄る大企業病

  「孫さんが日本にいないのはチャンス」
  迷走する料金プラン
  解約率は唯一の上昇  ほか

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【第4章】「本業ではなく趣味」

――情と理に揺れるエネルギー事業

  東京電力と提携の真相
  再エネだけでは戦えない
  「止めないでくれ。私は行く」。役員陣と大喧嘩  ほか

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【第5章】「天才を使えるのは俺しかいない」

――急成長を支えるストリートファイターたち

  ビル・ゲイツを超える天才
  アメリカズカップ参戦の背景
  「マサ、パンツ濡らすぞ」。ジョブズの強烈な褒め言葉  ほか

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【第6章】「日本の三大偉人は誰?」

――「孫史観」による1000年のタイムマシン経営

  弟・泰蔵に語り聞かせた英雄伝
  日本一の戦略家、織田信長
  千利休は弾薬商人だった?  ほか

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【第7章】「後継者はおぼろげに見えてきた」

――ニケシュは孫正義2.0になれるのか

  「僕は天才だから」。久留米大附設の親友に語った言葉
  石を投げつけられた幼少期
  「親父は椅子から転げ落ちるくらい褒めた」  ほか

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〔巻末インタビュー〕

ソフトバンク社外取締役
柳井 正 ファーストリテイリング 会長兼社長
「膨張より成長を目指せ」

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