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超・反知性主義入門

小田嶋 隆 著
四六判、304ページ
発行日:2015年9月24日
定価:本体1,500円+税
ISBN:978-4-8222-7928-8
発行:日経BP社
発売:日経BPマーケティング

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最近のニュースであぶり出す、日本流「反知性主義」とは。超・反知性主義入門

他人の足を引っ張って、何事かを為した気になる人々が、世の中を席巻しつつある…。

安倍政権の政策から教育改革、甲子園、ニッポン万歳コンテンツにリニアまで、最近のニュースやネットの流行を題材に、日本流の「反知性主義」をあぶり出してきた「日経ビジネスオンライン」好評連載中のコラムが、大幅な加筆編集を加えて本になりました。

さらに『反知性主義 アメリカを動かす熱病の正体』の著者、森本あんり・国際基督教大学副学長との、「日本の『宗教』と『反知性主義』」をテーマにした2万字対談も新たに収録。

リンチまがいの炎上騒動、他人の行動を「自己責任」と切り捨てる態度、「本当のことなんだから仕方ない」という開き直り。どれにも腹が立つけれど、どう怒ればいいのか分からない。日本に漂う変な空気に辟易としている方に、こうした人々の行動原理が、最近のニュースの実例付きで、すぱっと分かります。

エッセイ集として、日本の「反知性主義」の超・入門本として、お楽しみください。

本誌の紹介

超・反知性主義01:生贄指向 

「選ばれたんだから諦めて、醜態を見せなさい」

 謝罪はなんだか葬式に似ている。要求されているのは、死因の解明ではない。
 世間が求めているのは、死を悼み、線香をあげるための「場」だ。

 溜飲低下装置としてのテレビ/僭称するは我にあり/

 野次馬に小突き回され知事困る/3月の横断幕の向こうに/

 品質管理思想としての「命の教育」/言論の自殺幇助について

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超・反知性主義02:絆指向 

「みんなで咲いて、一緒に散ろうね」

 サル山で生まれ育った人間は、アメとムチでしか動かなくなる。
 でも、それは、サル山のせいであって、人のせいではない。

 世界がサル山に見える人々/クジラの凱歌/
 女子マネはおにぎりを握るべきか/選挙事務所の向こうの甲子園/
 ユーモアの大半はクズである

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超・反知性主義03:本音指向 

「ホントのことを言っているんだから仕方ないだろ? 」

 われわれの暮らしている共同体は、「要するに◯◯ってこった」的な、
 捨て鉢な結論を提示する人間にリーダーシップを委ねがちになっている。

 美しきニッポンの本音/「ネタ動画」は全てを越える/
 絶賛コンテンツはなぜ増えるのか/さらば、沈黙の俳優/
 病室の窓から眺める“現実”

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超・反知性主義04:非情指向 

「だって、ちゃんとチャンスはあげたよね」

 「ローカル」にとどまるものは、劣っているからではない。
 独自で、文化的で、翻訳困難で、換金性が低いからだ。

 人権はフルスペックで当たり前/大学に行く理由/
 万能兵器としての「環境」/お花畑は沈黙すべきか/
 勇気と蛮勇と自己責任/日本代表監督に譲れない条件

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超・反知性主義05:功利指向 

「それって、どういう意味があるからやってるの? 」

 文章は、楽しむために読むものだ。
 何か役に立つことを取り入れるために本を読むみたいな態度は、
 人としてあさましいマナーだと思う。

 学力を精密に測定する(無)意味/統一球でビーンボールを投げるな/
 時速500キロの「直線的な夢」/無意味で、だからこそ偉大な/
 貝殻が鳴らす音楽

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対談:日本の「宗教」と「反知性主義」

国際基督教大学副学長・森本あんり氏を迎えて

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