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経営学者の読み方 あなたの会社が理不尽な理由

清水 勝彦 著
発行日:2016年5月24日
定価:本体1,800円+税
ISBN:978-4-8222-7946-2
四六変、472ページ
発行:日経BP社
発売:日経BPマーケティング

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経営学者の読み方 あなたの会社が理不尽な理由

16本の「論文」と12冊の「本」を
ビジネススクール教授と読んで「気づく力」を鍛える

「うちの会社の会議では、何億円もの失敗や投資より、お茶菓子代やタクシー代の議論に時間をかけるのはなぜだろう?」
「うちの上司は部下に言うことと自分でやっていることが全然違う。なんて理不尽な会社なんだ」――。
経済合理性を追及するはずの会社で、このような理不尽なことが起きるのはなぜでしょうか?
この疑問に、ビジネス書から小説まで幅広いジャンルの書籍と、経営学の必読論文を取り上げ、経営学者の視点で分かりやすくこたえていくのが本書です。
本書では、誰もが手に取ったことのある本や、MBAの学生なら誰もが読む論文を取り上げていますが、単なる読書案内や論文解説ではありません。
例えば小説を経営学者の視点で読み、現実の経営課題に役立つヒントを探っていきます。
本書で著者が指摘するのは、経営課題を前に、何か「よさそうな答え」を求めようとする発想が、かえって組織の停滞を招いているということです。
「MBAは役に立つのか?」「経営学は実際の経営に本当に役立つのか?」という問いかけにも、こういった「答え」を求める発想が根底にあると言います。
企業をはじめとした組織が先へ進み、成長し続けるためには、「答え」より先に、現実の課題をきちんと認識することが重要で、 言い換えれば「へんだぞ」に気づく「視点」を持つことがイノベーションの根源だと、筆者は強調します。
経営学の視点で本を読み、目の前にある仕事の課題を見つめ直す訓練をすることで、これまで見えなかった経営の「気づき」が得られます。
本書は、組織のリーダーはじめ、ビジネスパーソン全般にとって、課題解決のために必要な「気づく力」を鍛えるための必読書です。

本書の紹介

◆第1部 書籍篇

【第1章】 なぜわが社は「何億円もの失敗」より「タクシー代」にうるさいのか?

~『パーキンソンの法則』C.N.パーキンソン著

【第2章】 攻撃は最大の防御

~『Yコンビネーター』ランダル・ストロス著

【第3章】 「満足度調査で5点満点中4・5点」ではイマイチな理由

~『データはウソをつく』谷岡一郎著

【第4章】 人材教育における「教」と「育」の本質的違い

~『ものづくり道』『石橋を叩けば渡れない』西堀榮三郎著

【第5章】 部下を「指導」してつぶしていないか?

~『心理療法序説』『カウンセリングを語る』河合隼雄著

【第6章】 40年前に語られた日本のグローバル化の課題

~『適応の条件』中根千枝著

【第7章】 リーダーシップは自分の中にしかない

~『リーダーは自然体』増田弥生/金井壽宏共著

【第8章】 「自分で気づく」から自分を変えられる

~『負けかたの極意』『そなえ』野村克也著


◆第2部 論文篇

【第1章】 あなたの会社が理不尽な理由

~組織の不合理さを説明する「制度派理論」

【第2章】 「正しい」からではなく「interesting」だから心に残る

~大学教授必読の論文「That's Interesting!」

【第3章】 「戦略バカ」で日本に負けた欧米企業

~MBAの古典的論文「ストラテジック・インテント」

【第4章】 「ワクワクするビジョン」のパラドックス

~経営とはジレンマへの挑戦

【第5章】 意思決定のスピードを決める意外な要因

~シリコンバレー企業の勝因と敗因

【第6章】 「分析」で人間組織は動かない

~ポーター理論への痛烈なアンチテーゼ

【第7章】 「知識」がないから失敗するのではない

~失敗から学ぶための質問は「Why」ではなく「How」

【第8章】 50年前のアメリカ企業の失敗の轍をより深く踏む日本企業

~「グローバル・マインドセット」とは何か

【第9章】 いまどき5年計画をつくっているのは旧ソ連くらい?

~不確実性に対する「リーン・スタートアップ」という考え方

【第10章】 そもそも「取締役」ってなんだろう?

~コーポレートガバナンスの本質を考える

【第11章】 なぜ愛は急に失われるのか?

~本来ポジティブなのにネガティブにひかれる人間の性

【第12章】 インドで考えた組織的コミュニケーション

~国際化、IT化が迫る原点の再考


まとめにかえて

この本を読んで「行進したい気持ち」になりましたか?
『風の果て』藤沢周平著

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