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前回はみな舞い上がってしまって、どうなるかと思いましたが、何とか足が地についてきた感じがしますね。そこで僭越ながら学生諸君にアドバイスしたいのだけれども、いいかな。 まず、なんか机の上で、教室で、仲間内だけで、一生懸命考えてるように見えるんだけどな。外に出よう。マーケットリサーチだ。それも自分たちの足で。アウディ乗ってる人、乗ってない人、クルマ持ってる人、持ってない人、みんな何を考えているのか、どんどん聞きに行く。市場調査には仮説が必要だ。仮説はフェルさんの世代が若い頃にクルマはどういう意味を持っていたのか、というところを読み解けば出てくるんじゃないかなあ。その仮説を、想像や観念でなく「事実」を「発見する」ところから考えるところから始めたほうがよいよ。 発見した「事実」というのは所詮素材でしかないわけで、それをどう料理するかは、扱う人次第だ。そこで初めて君たちの自由な発想が生きてくる。あるいは、今既に出ているいくつかの光るキーワードをはめ込む場所がわかったりする。あるいは連鎖発想的に別のキーワードが浮かぶかもしれない。 次にね、テーマが少し大きいから、自分たちで噛み砕いちまったらどうかな。このテーマは「なぜ今の若者はクルマに興味がないか」「どうしたらクルマに興味を持たせられるか」「その中でアウディに好意を持ってもらうにはどうすればいいか」という3つの大きな課題があって、等しく解くには少し時間が足りないかもしれない。だから切り捨てろ、とは言いませんが、優先順位と重み付けをして、重点的に解く課題を自分たちで決めてはどうかな。 最後に、楽しむことが見聞を広めることなのだ。それを考えなきゃ損だ。走り屋の聖地箱根に行ってみたらどうだ?A6とかQ3とかじゃなくてどうせなら羨望のR8に乗せてもらったらどうだ(助手席に)?アウディの歴史を講義してもらったらどうだ(なぜ4つの輪なのか、ダサいブランドがどうやってプレミアムブランドになったか・・・)?ちまちま市内を試乗してないで、みんなで軽井沢にドライブ行って、旨いレストランで飯でも食ったらどうだ?クルマをきちんと安全に速く走らせる理論と技術を習ってみたらどうだ? 一見無駄に見えることから、何か閃くこともある。(閃かないこともよくある。)頑張ってください。
2012年5月24日












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