AB(アルコール・ブレスト)会議

【AB会議4】企画実現につなげる会議室ブレスト

text by 広瀬敬代/photo by 山出高士 10.09.2014

ほろ酔い気分のアイデアをまとめるには “しらふ”に戻ることが必要。ということで、AB会議のゴールは、翌日の会議室でのブレスト。さて、アイデアはビジネスモデルとして成立するか?最終ブレストスタート!

左から、藤井 恵理さん、木原 宰さん、松生まゆこさん、石井力重さん、松田 浩明さん、仲 祐槻さん(AB会議参加者についての紹介はこちら

チャプター1
「アフター5以降の社内コミュニケーション活性化」のためのほろ酔いアイデアをリコール

前夜、AB会議で盛り上がったメンバーが会議室に集合。まずは、前日のアイデアのおさらいから始めよう!

石井:前回ほろ酔い気分で出したアイデアを覚えていますか?

松田:すーごく盛り上がったのは覚えてるんですけど、具体的に出たアイデアは……。

仲:なんでしたっけね?(笑)

石井:そうだと思ってきちんとアイデアメモを持ってきましたよ!

仲:ありがとうございます!あー。思い出してきました!

AB会議で出されたアイデアは、その場でメモに書き込んでいた。せっかく出したアイデアを忘れないために、記録は欠かせない。

木原:共通点があると飲みやすいとか。

仲:誘うきっかけづくりとか。

藤井:ワンベストも(※前回を参照)

松生:好きなテーマでの飲み会募集システム。残業をしている人の30分ワンベスト飲み会。

石井:“しらふ”の今見直すとどう思いますか?

木原:しらふで見てもいいアイデアが多かったと思う。ほろ酔いアイデア、なかなかいいですね~(笑)。

会議室でのまとめも、AB会議の延長のような、リラックスしたムード。

ほろ酔い気分のアイデアを思い出したところで、企画を実行に移すために必要なプロセスをひとつずつ練っていくことにしよう!

チャプター2
アフター5、メンバーを上手に誘う方法は?

“飲みニケーション”が得意なアサヒビールが、「アフター5に社内コミュニケーションを活性化」する案を提案するのが今回のテーマ。では、アフター5の飲み会に上手に誘う方法はあるのだろうか?

仲:キーマンがいれば誘いやすくなると思う。人気者のスケジュールを確保してから、メンバーを誘う。

松田:飲み会の募集を集められるような社内イントラのシステムがあるといいな。

藤井:イントラの使い方ですが、顔を選びたい。社内であっても名前を知らない人って結構いる。この人と飲んでみたいなと思ったときに、顔写真が出るといい。

木原:それはいいね。テーマがお祝い事だと、皆集まりやすいし、飲みに行くときの口実にもなるよね。

松生:成功事例のお祝いで飲もうといわれたらすごいうれしい!

出されたアイデアは付箋用紙に書き出され、まとめられていく。

松生:しっかりと終了時間も明記しておく、そうすると行きやすいと思う。絶対に帰れるという保証をつける。

仲:たしかに。面倒と思わせないことが大切だよね。

松田:行かないと損だと思わせる。

木原:男の考えだと、かわいい子が来てもらえるようにする。「●●さんと一緒に飲みたいって言っていたよ」という感じにすると、行かないと損だと思える動機付けになると思う。

仲:その子が友達も連れてくるらしいよというだけでも。

松生:わくわくします!

仲:これは学べるスキルだと思う。心理を知ることって大切。

石井:なるほど。幹事は心理学の達人でもあると。

仲:例えば、先輩に「久々にご一緒してもよろしいですか」とメールをすると、たぶん、「いいよ」っていってくださる。後輩からそういうメールがきたら……。

木原:めっちゃうれしいよ!持ち上げられると嬉しいよね。

全員:爆笑

木原:先輩を持ち上げるのも必須スキル。

チャプター3
「1%予想を超えたサプライズ」!?飲み会を盛り上げるにはどうすればいいの?

木原:幹事がサプライズをすると、会が間延びしない。

仲:サプライズなら、例えば、送別会で何かプレゼントするにしても、プレゼントそのものが話題になることをしたい。定年退職のプレゼントなら、奥様に手紙をもらうとか、“プラスオン”1つが大切。会話に結びつくものを用意すると、1%でも予想を超えた盛り上がりになる。

AB会議を率先して引っ張ってくれた仲さん。人を感動させることができるサプライズの重要性をアツく語ってくれた。

松田:例えばどんなもの?

仲:雑誌の表紙を連想させるようなデザインで、主役へのメッセージシートを作るとか。その人が喜んでくれそうなものを想像してやってみる。

松田:期待値を超えるところに感動があるんだね。

仲:歓迎会なら、歓迎される人が全員としゃべれるように、「時間を決めて席替えをします!」と最初に宣言する。そうすると、期待するから盛り上がる。この場合、偉い人、主役は席を動かないのが大事。

木原:幹事って準備が大事だよね。

藤井:飲み会までのプロセスでわくわくを高める。

石井:例えば?

松田:日数をカウントダウンしていく。

「大きなイベントや楽しみなことって、カウントダウンして気持ちを盛り上げていくよね。飲み会もそういう演出で期待感がかわるかも」(松田さん)。

藤井:リマインドメールを毎回変えて送るとか。

松生:幹事の人ががんばっていると、飲み会に行かなきゃって思う。

木原:でも、あまり騒がない人、お酒が好きじゃない人もいるじゃない?そういう人たちは、僕たちが楽しいと思うことを楽しいって思ってくれるのかな?

藤井:そういう人も巻き込むために、自己紹介を必ず入れるというのはどう?

仲:趣味と名前を最初に入れるだけで、会になじみやすくなるかな。

松田:困ったときのお助けカードがあるといいね。

仲:幹事がメンバーの情報を分かっていると会を組み立てやすくなると思う。

やはり、キーとなるのは「幹事」。では、アサヒビール流の幹事力ってどういうもの?