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女性の働き方を「出世」に限定してはいけません

SAMURAI 佐藤悦子さん 第4回

2015年2月24日(火)

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―― ユニクロとのお仕事でクリエイティブ・ディレクションの重要性を世に知らしめたSAMURAI(サムライ)の佐藤可士和さんは、その後もセブン-イレブン、日清食品やヤンマー、三井物産などクライアントの幅を広げて、イノベーションを重ねてきました。

佐藤 悦子(さとう・えつこ)
1969年東京都生まれ。92年、早稲田大学教育学部卒業後、博報堂に入社。営業局、雑誌局を経て、98年から外資系化粧品会社「クラランス」「ゲラン」のPRマネージャーを務める。2001年、佐藤可士和のマネージャーとして「SAMURAI(サムライ)」に参加。クリエイティブマネージメントとプロデュースを担当する。07年に長男を出産。仕事と家庭の完全両立のロールモデルとして、講演会や雑誌などでも活躍。著書に『「オトコらしくない」から、うまくいく』(清野由美と共著、日本経済新聞出版社)、『SAMURAI佐藤可士和のつくり方』(誠文堂新光社)、『子どもに体験させたい20のこと』(筑摩書房)など。(インタビュー写真:大槻純一、以下同)

佐藤:そのように見ていただけることは、私たちにとっても、非常にうれしいことです。ただ佐藤自身、「答えは相手の中にある」という基本姿勢は、まったく変わっていないんです。相手の中にある答えを、とにかく地道にヒアリングをして掘り当てていく、という方法論も当初から同じです。

―― ユニクロであれば、社長の柳井正さんとお話をすれば全体像はつかめるかと思いますが、ヤンマーや三井物産のような会社のブランディングとなると、意志決定のプロセスもいろいろ複雑じゃないでしょうか。

佐藤:確かに、三井物産のプロジェクトでは、ブランドのコンセプトを固めて、ロゴやスローガンを作成する前に、社内の方々40人にお会いしましたし、ヤンマーでは研究所にも行って、技術開発の方からもお話をうかがいました。そのような広がりはありますし、聞かねばならない大事なポイントや考慮すべき点が増えて、プロジェクトをまとめていくために求められることは、とても複雑になりました。それでも基本的なところは変わっていないですね。

―― 基本の中でも、最も重要なことは何ですか。

「ワン・トゥ・ワン」の維持がキモ

佐藤:最終的な意志決定をされる方との、ワン・トゥ・ワンのコミュニケーションは、最も大切にしていることのひとつですね。

―― 1対1の対面でクライアントとお話をされるということですか。その場には悦子さんも同席されない?

佐藤:私は入らずに完全な1対1です。経営者をはじめ、企業における意志決定者の方は、社員や他の方がいる場所では、本当の本音までは、なかなかお話することができない立場にいらっしゃいます。でも、そこをうかがわないと、真の課題を理解することはできませんので、クライアントと佐藤と2人だけでお話させていただく場は、とても重要なんです。

 それ以外のミーティングで、まだプロジェクトの方向性が定まらない場合や、逆に大きな動きがある時は、私も出るようにして、状況や方向性は全部共有するようにしていますが。

―― ここまで多岐にわたるクライアントと、さまざまな案件を手掛けられて、消化不良になったりしませんか。

佐藤:ならないですね(笑)。

―― そう言い切れるところがすごいです。

コメント2件コメント/レビュー

何かいつもピンと来ない、一部の限定環境下では出来ても社会変革まで行かない話ししか無いと思っていたが、理由が腑に落ちた。「行き詰まりを迎えている男性社会に女性が適応して、両者ともさらに行き詰まるのではなく、女性だから持てる違う視点、違う行動原理から、働き方をイノベートしていこう、という趣旨」という前提からして歪んだモノの見方をしている。生産性、効率性、コスト等々競争は別に男性社会では無く数学的なものでしょう。企業社会の住人たる法人には性別は無いんだよ。それを男性論、女性論に落とすことに無理がある。人口の男女比では女性の方が多いが、非数学的なものを女性的なものと決めつけ一般論化しても、決して社会の過半を占める責任ある考え方には行きつかないだろう。ついでにいうと、別に今の社会は行き詰まりを迎えていない。日本という国のポジションが近隣に競争国が出きたり、グローバル化に伴い仕事が海外に行ったりしたことにより、産業構造の変化を蒙っていて、また、人口オーナス期に突入したりしただけで、世界の他の国々の中には当然、景気の良い国もある。少し夢を見ると、戦中に大エネルギーを起こせるようになり、ここ20年ほどで制御機能が進歩した。これからも色々進歩するだろう。もしかしたら惑星資源を使い切ったり氷河期に入る前に人類は外に出られるかも知れない。。。何か行き詰っているのだろうか?(2015/02/24)

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「女性の働き方を「出世」に限定してはいけません」の著者

清野 由美

清野 由美(きよの・ゆみ)

ジャーナリスト

1960年生まれ。82年東京女子大学卒業後、草思社編集部勤務、英国留学を経て、トレンド情報誌創刊に参加。「世界を股にかけた地を這う取材」の経験を積み、91年にフリーランスに転じる。2017年、慶應義塾大学SDM研究科修士課程修了。英ケンブリッジ大学客員研究員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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何かいつもピンと来ない、一部の限定環境下では出来ても社会変革まで行かない話ししか無いと思っていたが、理由が腑に落ちた。「行き詰まりを迎えている男性社会に女性が適応して、両者ともさらに行き詰まるのではなく、女性だから持てる違う視点、違う行動原理から、働き方をイノベートしていこう、という趣旨」という前提からして歪んだモノの見方をしている。生産性、効率性、コスト等々競争は別に男性社会では無く数学的なものでしょう。企業社会の住人たる法人には性別は無いんだよ。それを男性論、女性論に落とすことに無理がある。人口の男女比では女性の方が多いが、非数学的なものを女性的なものと決めつけ一般論化しても、決して社会の過半を占める責任ある考え方には行きつかないだろう。ついでにいうと、別に今の社会は行き詰まりを迎えていない。日本という国のポジションが近隣に競争国が出きたり、グローバル化に伴い仕事が海外に行ったりしたことにより、産業構造の変化を蒙っていて、また、人口オーナス期に突入したりしただけで、世界の他の国々の中には当然、景気の良い国もある。少し夢を見ると、戦中に大エネルギーを起こせるようになり、ここ20年ほどで制御機能が進歩した。これからも色々進歩するだろう。もしかしたら惑星資源を使い切ったり氷河期に入る前に人類は外に出られるかも知れない。。。何か行き詰っているのだろうか?(2015/02/24)

派遣社員に関するご意見、全く同感です!!!(2015/02/24)

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