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【夏休み特別企画】プロローグ~なぜ頭のよい子は絵がうまいのか?

山手線E231系を5分で描こう

  • 折野 冬葱

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[1/2ページ]

2008年8月12日(火)

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 夏休み、お子さんと過ごす時間をちょっと面白くする本をご紹介したい。題して『頭のよい子は絵がうまい』。

 誰でも絵は描けるが、描かれたものを自分が感じたように他人が理解してくれるかどうかは別の問題だ(分からないようにしか描けないから、ヘタだなあ、と言われるわけだ)。言い換えるとうまく絵を描ける人は、物事の掴み方、伝え方、つまり「コミュニケーションが上手い」ということになる。それを上達させる方法を、お絵かきを通して親子で楽しみながら学ぼう、というのが本書の狙いだ。子持ちの自分としては見逃せない。

 そして、著者の山田雅夫さんが「鉄」であることも個人的には見逃せない。弊社刊行物のプロモーションとして始めたこの企画だが、この際、自分でも列車のお絵かきが上手くなりたいし、それを息子に教えてやりたい。というわけで、まずはプロローグをお読み下さい。

(日経ビジネスオンライン 副編集長 山中 浩之)

頭のよい子は絵がうまい

頭のよい子は絵がうまい』山田雅夫著、日経BP社、1300円(税別)

山中「折野さん、見てください、うちの子が描いた電車の絵です」

折野「うわー、お上手ですね!」

山中「この本を読んで子供に接したら、こうなりました」

折野「えーと、『頭のよい子は絵がうまい』。なーんだ、ただの親ばか自慢ですか」

山中「違います違います。著者の山田雅夫さんによりますと、『絵を描くという行為には子供の知育の大切なポイントがたくさん詰まっている』んだそうです。

折野「たとえば?」

山中「まず、絵を描くには、対象をよく見ること、好奇心をもって観察することが必要ですね」

折野「たしかに」

動画を見る

山田雅夫さんがさらさらっと描いてしまう山手線のE231系。「型」をみつけておけば写真をお手本に、「らしく見える」絵が簡単に描ける。具体的な方法は次回以降で詳しくご説明しよう

山中「次に、見たものの特徴をとらえ、考え、抽象化して見たものを人に伝えるかたちに直ちに変換する。つまり、絵を描くことは、脳の訓練なのです」

折野「山中さん、詳しいですね」

山中「全部この本の受け売りです」

折野「だと思いました」

山中「次に、実際に画材を手にとって実際に手を動かしながら絵にしていく。感覚器官を通じて脳みそにインプットした情報を、体を使って表現するわけです」

折野「お絵かきは運動でもある。言われればそのとおりですね」

コミュニケーションが上手に、楽しくなる

山中「そして、絵を描くことは『コミュニケーション』です。その絵を通じて自分の観察したことや、感動したことを他人に伝える手段であり、さらにその絵を通じて言葉を補いながら、誰かと観察内容や感動を共有することができます」

折野「なるほど、言語とは道具が違うコミュニケーションの手段である、と」

山中「そうそう。そしてもうひとつ、絵を描くことは『楽しむ』ことであり、『創造する』ことです。描けば描くほどうまくなり、楽しくなります。紙と筆記用具だけで楽しめる、もっともシンプルで奥深いエンタテインメントを獲得できるわけです」

折野「そしてそれはその人にしかできない『創造行為』につながる、と」

山中「その通り!」

折野「『見る』『感じる』『運動する』『コミュニケーションをとる』『楽しむ』『創造する』。絵を描くだけでこの5つが手に入るんですか。なるほど、頭のよい子は絵がうまいわけですね。うちの息子、絵の教室にいれようかしら。ちょっと遅いかしら」

山中「おいくつでしたっけ」

折野「高校2年です」

山中「それは……いや、大人にも効果はありますが、とりあえずこの本、読んでくださいよ。そしてやってみてください」

折野「読みますけど、簡単に内容を教えてくださいよ」

山中「楽ばっかりして、もう」

折野「まず、絵を描くには?」

山中「山田さんによれば、まず『型』にはまる、ことだそうです」

コメント8件コメント/レビュー

うちの子は絵がうまい!です。そして、勉強も出来ます。本は読んでいませんが、その通りです。(2010/08/06)

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いただいたコメント

うちの子は絵がうまい!です。そして、勉強も出来ます。本は読んでいませんが、その通りです。(2010/08/06)

 最近の知育本ブームやお受験の傾向に違和感を感じていました。この本の内容が真理かどうかは別として、そのアンチテーゼになるテーマの本だと思います。 絵が描けることは、頭の善し悪しの証明とは関係なく素晴らしいと思います。私は、建築設計を生業としていた時期があり、絵を描くことは職能としても当時は、重要なことでした。旅行先である有名な建築家が設計した建物をスケッチしていたら、現地の言葉を全く理解できませんでしたが、その建築家に関する書籍をもらったり、神父さんから声をかけてもらったり、コミュニケーションは、漫然と旅行するよりできたのではないかと思います。日本の旅先でも修学旅行の引率の先生から声をかけられたりもしました。 勉強ができるのを頭がよいと定義している人が多いような気もします。頭が良いという定義自体が非常に疑わしいと思っていますので、以下のように表現したらどうでしょうか。「絵をうまくかけることは、その人の空間認識と表現の的確性を表現する能力が高い。」  (2008/09/01)

絵が「うまい」という表現にものすごい抵抗を感じます。紹介の著書を読んでいないので、この本の内容については、何とも言えないですし、子供にとって絵を描く行為が大切であることには異論はありませんが(ただし知育のためとは思いません)、取り上げ方、この記事の書き方には問題があるように感じます。対象をよく見て、“その通りに描く”ということが必ずしもすばらしいことだとは思いません。子供は自分にとって興味のある部分をクローズアップして描いたり、自分の中でイメージを膨らませて形を変化させて描いたりします。周囲は“うまい絵を描かせる”ことでなく、とにかくその子の感じ方や表現を認めること、絵を描くことを楽しい、と感じさせることのみに留意するべきであり、ヘタなアドバイスはむしろ避けるべき、と考えます。絵を描くことは運動、という意見には全く同意しますが、とにかく親が“絵の上達”を目指して子供の絵に介入するようなことは百害あって一利なし、と思います。デザインを生業とする2児の母より【●ご意見をありがとうございます。記事を担当致しました編集です。ご見解は、まさに本の著者である山田雅夫さんと同じポイントを突いていらっしゃると思います。本記事中では「1.絵を描くことを強制する 2.お子さんの絵を見てあげない、ほめてあげない 3.お子さんの絵をけなす」ことを、親が絶対にやってはいけないポイントとして挙げ、「絵を描くことを子供が楽しいと思わせることが第一」であるとしております。では、親が、子供の眼から見て「楽しく」「上手に」描いているように見えるにはどうしたらいいのか、というところで、「型」を覚えることがテクニックとして、親にとってはとても有効である、と述べました。編集側の表現の拙さから、子供に型を強制せよ、型にはめた絵がうまい絵だ、とお感じになったかと存じます。我々の本意は「うまいね、どうやって描くの?」と子供に感じてもらうのが第一で、そこではじめて「型」を教えてあげる。それに沿って描いても、沿わなくても子供の自由ですし、型にはまらない絵を持ってきても、必ずほめてあげよう、ということです。言葉が足りませんでしたことを、お詫び致します。よろしければぜひ、山田さんの本をご覧ください】(2008/08/21)

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