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“和”の副業で、パラレルキャリアを実現する(1)

仕事、茶道、ゴルフの共通点とは

  • 浅井 美江

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2009年6月19日(金)

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 「パラレルキャリア」
 読者の中には、少し懐かしい、と思われる方もおいでになるかもしれない。かつて、P・F・ドラッカーが著書の中で繰り返し提唱していた思想である。

 人がその時携わる仕事に成功を見いだせなかった時、あるいは、何らかの理由で飽き足りなくなった時、新たなる人生の設計が必要となる、とドラッカーは説いている。そして問題解決法の1つとして掲げているのが、「パラレルキャリア」(第2の仕事)。本業を持ちながら、もう1つ別の世界を持つことである、と。

 昨今の社会状況の中、ビジネスパーソンを取り巻く環境は厳しい。賃金カットや残業廃止などの問題が噴出する中、ダブルワークにおける過酷な状況も耳にする。

 折しも、今年はドラッカー生誕100年。1つの会社組織だけに依存しないキャリアを築くために、単に副収入を得るための副業やサイドビジネスとしてではなく、「もう1つ別の世界」を持つことについて考えてみてはいかがだろうか。

 今回から、2人の女性をご紹介しよう。共に平日は会社員として仕事をこなしつつ、週末を普段の仕事とは全く違ったジャンルでパラレルキャリアを実現する彼女たち。そこに共通するキーワードは「和」である。

茶道はプロジェクトマネジメント

裏千家茶道教室「一里庵」の市原宗里さん(写真:皆木 優子、以下同)

 最初に紹介するのは、裏千家茶道教室「一里庵」を運営する市原宗里さん。現在はIT(情報技術)系企業に勤務し、平日はフルで働きつつ、週末の土日に茶道教室を開いている。現在の生徒数は男性4人を含む12人。年齢構成は小学3年生から40代まで幅広い。「宗里」とは、市原さんの「茶名」である。

 教室を開いたのは3年前。「始めた当初、お教室は月1回。知人の娘さんなど3人を教える、こぢんまりとしたスタートでした」と語る市原さんは43歳。茶道歴は約20年だが、60~70代が代が現役で活躍するお茶の世界では、かなり若い先生と言える。

 市原さんはコンピューター系業界紙の出版社の経理部門を皮切りに、広告代理店の社長秘書、マネジメントコンサルティング会社などに勤務してきた。

 茶道と出会ったのは、20代。社会人になってまもなく、仕事で知り合った年上の女性の美しい所作に惹かれた。自分もああなりたいと思い、お茶を習い始めた。

 こうして、仕事を続けながら趣味として20年間茶道の稽古をしてきたが、「自分で先生として教えよう」と思ったきっかけは2つある。

 1つは自身の年齢によるもの。30代の頃から茶道の師匠に、「教えることは学ぶこと。あなたも教えてみたら」と言われていたが、その年齢ではまだ説得力に欠けるのではと決断できずにいた。だが40歳になった時、「もしかするとこれが折り返し地点。これから先の人生を改めて考えて、新しいキャリアに踏み出すなら今かもしれない」と思った。40歳を過ぎて自分にGOサインを出したのである。

 そして、もう1つのきっかけがユニークだ。
 市原さんのビジネスキャリアの中心を占める「プロジェクトマネジメント」の考え方に、茶道の思想と共通性があるのではと、ある日気づいたのだという。

コメント3件コメント/レビュー

本業との両立で、私生活を犠牲にしていなければいいのですが、と老婆心ながら考えてしまいました。無理せず腐らず、茶道という長い道のりを息巻かずに楽しんでいただければ幸いです。あー、久々にお茶点てたいっ。(2009/06/19)

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いただいたコメント

本業との両立で、私生活を犠牲にしていなければいいのですが、と老婆心ながら考えてしまいました。無理せず腐らず、茶道という長い道のりを息巻かずに楽しんでいただければ幸いです。あー、久々にお茶点てたいっ。(2009/06/19)

取材後記はもう少し書きようがあったのでは、と思いましたが、「大寄せ」のご経験がよほど腹に据えかねたものと推察します。ともあれ私も、「お茶界」がこのように堕落した世界だけなら、同様に軽蔑していると思います。ただ、どの世界にも「バカな人」は普遍的に存在します。そして、歴史のある「業界」ではなおさらなのです。 ひとつの世界だけにどっぷりつかっていると、そんなことにも麻痺してしまうことがありますが、その点でも「パラレルキャリア」は覚醒への一歩にもなりますね。(2009/06/19)

プロジェクトマネージメントと茶道の共通点、納得です。お茶会も茶道教室の運営もそれぞれ一つのプロジェクトですものね。筆者の方が参加なさったお茶会は、お茶道具等を揃えただけの、形だけがお茶会だったのだなぁ、と嘆息しました。少なくとも私の父や先生が行うお茶会では、お菓子は余っても良いからと大目にオーダーし、足りなくなりそうだったら種類が変わったとしても当日買いに走ります。また、偉い先生がいらっしゃったとしても席をお客様がご自分の意思で譲られない限りは後からいらした方を先に入れるという事はありません。私の知る限り殆どのお茶会がそうだと思います。疲れた時でもお茶を戴くと本当にリフレッシュ出来ます。どうぞまたお運び下さい。(2009/06/19)

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