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例えばフェイスブックに振り回されない

「ブレない組織、ブレない生き方」実現のためのヒント(1/2)

  • 武田 斉紀

バックナンバー

[1/4ページ]

2011年12月19日(月)

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フェイスブックは止まらない?

 このコラムは今年(2011年)の冒頭から、「ブレない組織、ブレない生き方」というテーマで書いてきた。このあたりで、「ブレない組織、ブレない生き方」になる(する)ためのヒントを、今週と来週の2回にわたってまとめてみたい。なるべく身近な例を引いてお話ししていこうと思う。

******

 日本におけるフェイスブック(Facebook)のパソコン(PC)による利用者数が、この8月に1000万人を超えた(ニールセン・ネットレイティングス調べ)。調査時点ではミクシィ(mixi)やツイッター(Twitter)に及ばないようだが、現時点で追い抜いているのは間違いないだろう。200万人から1000万人にまで到達するまでの期間は、ツイッターの13カ月に対して、12カ月だ。フェイスブックの拡大の勢いは、しばらく止まりそうにない。

 ニールセンのニュースリリースによると、フェイスブックは「(昨年までの)“知る人ぞ知るサービス”から、一般的なサービスとなった」(ネットレイティングスの西村友博シニアアナリスト)わけで、利用者の利便性も一気に高まるだろうと予想している。ちまたでは、先行した人たちが興奮気味に勉強会を開き、専門のコンサルティング会社は夢のようなサービスであるかのように未来を語る。

 彼らは言う。「フェイスブックはこれまでのSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)とは全く違うのです。実名制がルール(実名で登録することが前提)だから、ネットワークに対する信頼性が高い」と。

 でも私などは、「待てよ、本当にそうだろうか」と考えてしまう。“全く違って”すごいのかもしれないが、実際は、あるいは自分にとっては、そうでもないかもしれないぞと。

 私は早々にアカウント(登録)だけは取っていたが、しばらく様子を見ようと積極的に活動してこなかった。自分から「友達」申請をすることも躊躇(ちゅうちょ)してきた(本当の友人からの申請をいただくのは大歓迎なのだが)。相手は気持ちよくOKしてくれるだろうか、もしも悩ませてしまったり、断わらせる(実際は無視するだけだが)ことになったら申し訳ないなと考えてしまう。

 「そんな古臭い感覚では、この素晴らしい仕組みを使いこなせるわけがないよ」と、フェイスブック信者の方からは言われるのだろう。私とて勉強会にも何度か参加したし、素晴らしさを分かっていないわけではない。例えば音信不通だった人たちが、今でも元気に活動していることを知れた。フェイスブックがなかったらきっと得られなかった体験だ。「だって単純に楽しいでしょ」というのも分からないではない。

 しかし私にはメリットの一方で、デメリットがあまりにも語られていないように思えるのだ。そもそも忙しい人にとっては時間がない。私の場合、ミクシィは受信専門で時々コメントをする程度、ツイッターも情報収集とたまに告知も含めて発信する程度だが、それでもフェイスブックが加わってSNSに向かう時間が増えた。

 ある勉強会に参加した経営者仲間がこぼしていた。「会社に行くとフェイスブックに向かって時間を潰してしまう。ちょっと時間がたつとコメントに返信しなければと、また見てしまう」と。何かの仕事につながるのなら話は別だが、少なくとも勤務時間中は考えものだ。

 またツイッターなどは東日本大震災で活躍した一方で、何気ないつぶやきが人を傷つけたり、大騒動を巻き起こしたり、自身の破滅につながったりという報告も多数されている。実名制のフェイスブックとなると、さらに慎重な言動が求められると思うのだが。果たして利用者にそうした覚悟があるのだろうか。私などは書いては思い直して消すこともままある。

 「取引先の誘いを仕事を理由に断ったのだが、その時間にサッカー観戦をしていたのがバレて気まずくなった」といった話もよく聞く。位置情報などはビジネス利用での可能性の半面、本人が直接狙われたり、留守宅を狙った犯罪にも利用されかねない。

 現状では個人事業や著名人などを除けば、大きくお金と時間を投資する割には、直接的にビジネスにつながるような仕組みでもなさそうだ。ビジネス版として新たに上陸しようとしているリンクトイン(LinkedIn)にしても、どうだろう。そうだ、数年前に大騒ぎしていたバーチャル(仮想)空間、セカンドライフ(Second Life)はどこに行ってしまったのだろう…。

コメント6件コメント/レビュー

私はネット上に本名を登録しません。いまさら実名を語らなくても、必要な人はあらゆる情報から私を特定しているのかもしれませんが、見知らぬ人にどんな人間かなど詳細を知られるのは嫌です。フェイスブックはそもそも学校内連絡網です。その程度の閉鎖された組織内なら似たもの同士の情報網でしょうが、全世界津々浦々となると話は違います。仮に、宝くじが当たったという情報。家族がいるという情報。誘拐して宝くじ相当の身代金が取れるという情報。すべて見知らぬ人に知られる可能性があります。嫌でしょうこんなの。(2011/12/26)

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私はネット上に本名を登録しません。いまさら実名を語らなくても、必要な人はあらゆる情報から私を特定しているのかもしれませんが、見知らぬ人にどんな人間かなど詳細を知られるのは嫌です。フェイスブックはそもそも学校内連絡網です。その程度の閉鎖された組織内なら似たもの同士の情報網でしょうが、全世界津々浦々となると話は違います。仮に、宝くじが当たったという情報。家族がいるという情報。誘拐して宝くじ相当の身代金が取れるという情報。すべて見知らぬ人に知られる可能性があります。嫌でしょうこんなの。(2011/12/26)

子供には絶対に実名・イニシャル・住所・誕生日・学校をブログなど携帯・ネットでプロフィールに書かないように言ってます。未成年者は面と向かって交際する範囲で十分でしょう。会えば簡単にメールアドレスなどは交換できるのですから。(2011/12/19)

日経BPさんで出されているビジョナリーカンパニーの1か2のどちらだったか忘れましたけれどうまい言葉で表しているのがあります。「這い、歩き、そして走る」(2011/12/19)

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