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『スマートフォン巧者のマーケティング術』刊行にあたって

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  • 2011年11月24日 木曜日
  • 日経デジタルマーケティング

『スマートフォン巧者のマーケティング術』。11月29日発売。ご購入はAmazon.co.jp日経BP書店で

 それは、成長著しいモバイル関連ビジネスにおける主役交代のスピードが、業界の雄とも言われた企業の予測すら追いつかないことを印象付けるのに十分でした。フィーチャーフォンと呼ばれる従来型の携帯電話からスマートフォンに切り替わる速度のことです。

 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)大手のミクシィが2011年11月2日に発表した翌年3月期の連結業績予想によれば純利益が5億~11億円と、従来予想の16億~19億円から大きく下方修正しました。同社資料ではその理由として「フィーチャーフォンからスマートフォンへのユーザーの利用の変化が期初の想定以上に進んだことにより、モバイル広告売上が減少いたしました」としています。もちろんスマートフォン時代への劇的かつ急速な変化に戸惑う企業という意味で同社は氷山の一角にすぎません。変化の激しい分野だからこそ、それら多くの企業が捲土重来を期す可能性も秘めるわけです。

 スマートフォン時代への移り変わりは、企業のマーケティング戦略もガラリと変えつつあります。座して対応を躊躇することは、もはやライバル企業などに先行優位を与えることに等しいとも言える時代です。

 ただ、闇雲にスマートフォンを活用したマーケティングを始めてみても、その投資に見合った効果は期待できません。そこで本書では、スマートフォン巧者の25社の詳細な活用事例を紹介することで、自社に合ったスマートフォンの使い方を探る参考にしていただくことを狙いとしました。

 第1章では、やや近未来的なスマートフォンの使い方の実例を中心にまとめました。続く第2章が本書の肝で、スマートフォンの実際の活用法を3つに分類しております。

 1つ目が、このところデジタルマーケティングの世界で急速に注目を浴びる「O2O」への活用です。オンラインtoオフラインの略で、オンライン上の情報やサービスから消費者をオフラインのリアル店舗へ誘導して、商品の購入やサービスの利用を促すことを指します。リアルの店舗で使えるクーポンを、スマートフォンの画面上で提供するといったものが代表的な使い方です。

 2つ目が、EC(電子商取引)への活用。ネットでショッピングするなら大きくてきれいな画面がいい。外出先でも気になっている商品を買っておきたい。そうしたニーズに適したのがスマートフォンと言われます。動画などリッチメディアも織り込みやすいため、ECの主戦場はスマートフォンに移りつつあるのです。

 3つ目が、企業のブランディングへの活用です。指で画面をタップする操作性が、スマートフォンのもう1つの特徴と言われます。それを生かしながらゲーム感覚で企業のサイトやアプリを使ってもらう。そのうちに一般ユーザーは、何となくその提供元である企業やブランドに好感を持つことが期待できる。住宅やクルマの購入など、いざそのタイミングが近づいたとき、頭に残ったブランドの商品やサービスを買ってもらう、というマーケティング戦略です。言うなれば、CRM(顧客関係管理)の新たなツールとしてスマートフォンを活用するということになります。

 なお第3章では、マーケティングへのより効率的なスマートフォン活用を目指す方に、動画や3DCGも表示できる「HTML5」対応サイトのトップ10などを紹介しております。またテレビ視聴率に近い概念をスマートフォンにあてはめた場合、どんなサイトやアプリがよく閲覧されているかというトップ15も公開しております。

 モバイルの主役となったスマートフォンを巧みに使いこなすことで、反常識のマーケティングを展開し、収益アップを図っていただければ幸いです。

2011年11月
日経デジタルマーケティング編集部

ご購入は、全国の書店、Amazon.co.jp日経BP書店などでどうぞ

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