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「ソーシャル活用売上ランキング」発表、1位ユニクロ、2位ローソン…、消費行動を起こす秘訣が明らかに
新ランキング連載第1回

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  • 2012年2月22日 水曜日
  • 杉本 昭彦、小林 直樹、中村 勇介

 まだ、完成版ではないとは知りつつも、その大手飲料メーカーのソーシャルメディア責任者は、しばらく手元の資料から目を離そうとはしなかった。

 「ソーシャル活用売上ランキング」─。

 2月22日に日経デジタルマーケティングは、FacebookやTwitterなどソーシャルメディアを活用することで売上高を伸ばしているかどうかを、100社(ブランドを含む)にわたって調査しランキングとして発表した。

 世に、企業のソーシャルメディア活用に関する調査や順位付けの類は少なくない。しかし、実際に消費者の購買行動を引き起こしたかが分かるランキングは、これが国内初となる。前出の飲料メーカー関係者が目にしたものは、この「ソーシャル活用売上ランキング」の作成途上の資料。同社は調査対象の1社のため、その関連取材に伺った際の出来事である。

総合ランキング20(カッコ内は各スコアの順位)

ユニクロやローソンが上位に

 総合1位となったのはユニクロで、ローソン、無印良品が続いた。いずれもソーシャルメディア活用の先進企業として広く知られる銘柄だ。20位までを見てみると、ファストフードが4社入って最多。9位の日本サブウェイを筆頭に、マクドナルド(10位)、モスバーガー(11位)、ケンタッキーフライドチキン(15位)となった。

 コンビニエンスストアからも3社がランクインし、ローソン以外にもファミリーマート(18位)、セブン-イレブン(20位)が入った。このほか飲料・ビール、自動車、航空、携帯電話など業界ごとのランキングは10~11ページに掲載した。

 単品の商品ブランドとしてランクインしたものもある。例えばザ・プレミアム・モルツ(13位)。独特の手法でソーシャルメディアをスムーズに購買につなげている。その秘訣の詳細は後日解説しよう。

 調査は、Facebookのファン数とTwitterのフォロワー数の合計値が高い100の企業・ブランドをまず抽出。それらが手掛けるソーシャルメディアが、どれだけ多くのファン数やフォロワー数を獲得しているかを「リーチスコア」とした。

 こうした企業サイドからの働きかけに呼応する形で、実際の一般消費者が商品購入やサービス利用をするように行動が変化したかどうかを、アンケート形式の「ソーシャルメディア利用者調査」から分析したのが「消費行動スコア」だ。日経BPコンサルティングの協力を得て、1万5164人もの有効回答を得た。

 「リーチスコア」と「消費行動スコア」を総合して偏差値化したのが「総合スコア」で、これに従い総合ランキングを作った。ランキング上位に入った企業はそれぞれに、うまくリーチを広げながら消費行動を誘発するようソーシャルメディアを使っている。総合スコアで81.0を得たユニクロは、その象徴的な存在だ。消費行動スコアが71.5、リーチスコアは85.1、いずれも高い数値をはじき出している。

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